びわこ競艇場(ボートレース場)を攻略！水面・水質・風向き・コース形状・ナイター・季節ごとの枠番別入着率・枠なり進入率・決まり手など各データを徹底解説！

今回はびわこ競艇場の特徴やデータ、傾向について詳しく掘り下げて解説していきます。

日本一の淡水湖、琵琶湖内にある競艇場。

雪解け水の影響で水位が変化したり、高い標高に位置するので気圧の影響を受けるなどクセが強めのボートレース場になります。

風にも特性があり。次項以降で解説していきますのでびわこ予想の参考になればと思います。

びわこ競艇場の基本情報

びわこ競艇場の概要

日本一の淡水湖、琵琶湖内の西岸にあるのがびわこ競艇場です。

2020年の10月末には第一ターンマークの移設が行われ、それに伴い傾向もやや変化。

1コース1着率は53.1％（2020/5/1～2021/4/30集計）と全国平均並。
移設前までは50%を切る数値だったので、移設によりインコース勝率が上昇しています。

マスコットキャラクターには琵琶湖オオナマズをモチーフとして「ビナ（青）」ちゃんと「ビーナス（ピンク）」ちゃん。

二人(？)は幼馴染でビナちゃんがビーナスちゃんに片思いをしているという設定になっています。
実はこのキャラは三代目。初代、二代目は琵琶湖に帰っていったそうです。

(先代のビナちゃん)

びわこは淡水湖なのですが、特有のうねりがあり次項では水質・コース特性について書いていきます。

びわこ艇場の水面・特徴

コース形状

（引用：びわこ競艇場オフィシャルサイト-水面特性）

2020年10月26日に第一ターンマークの移設を行い、ホーム側の幅が44ｍ→47ｍに広がりました。

移設前ではインコースの勝率は低い競艇場で所謂まくり水面でしたが、移設後には1コース1着率、入着率共に上昇し2･3コースの成績も良くなっています。
また、決まり手に関しても捲り率が下降し、差し率が上昇。僅か3m広がっただけで傾向は大きく変わっています。

びわこ競艇場といえば、「びわこロード」と呼ばれるバックストレッチ側で最内を走る艇が伸びる特徴があります。
この特徴も移設に伴い、影は薄くなっていますがしっかり機能しており「抜き」の比率は依然高い数値となっています。

びわこのピットについては、画像下部のホーム側から発進する「横ピット」という形状で、2マークまでの距離が短いことから進入隊列は乱れにくい特徴があります。

水面・風の特徴

水質

琵琶湖内の西岸に建てられており、水質は「淡水」
淡水のため水面は固く、艇が跳ねやすくモーター性能の差が出やすい水質となります。

また、標高の高くに位置するためモーター性能の差は他の競艇場と比べても重点をおいて予想に組み込みたいファクターとなります。

本来、淡水の競艇場には干満差はないため水位の上昇などはみられないのですが、びわこ競艇場に関しては春から夏にかけて雪解け水が流れ込むため、水位が上昇するという特徴があります。

水位が上昇すると、風の影響を受けやすい水面となり後述の風の影響は高くなります。

更にびわこ競艇場特有の「うねり」があります。
それは上述の水位の上昇、春から夏に吹く季節風が重なることで1ターンマーク側に発生します。
うねりに関してはもう１つ発生条件があり、琵琶湖を周回する観光船から出る波が要因で1マーク側の消波装置のあいだから入り込み、うねりとなります。

このうねりが発生すると、1マークでの旋回が外に流れやすくなりターン難度が上昇するため波乱決着となる傾向になっています。

春から夏季にかけてはこのうねりには注意して水面の確認をしておきたいですね。

風の特徴

びわこ競艇場では春から夏にかけて沖の北東方面から風（追い風）が吹き込む特徴があります。

雪解け水が流れ込み水位が上昇してくる時期に吹くため、これにより水面が悪化しやすくなっています。
特に風の影響が強いと目で見て分かるほど大きい波長となり1マーク側にうねりとなって現れます。

真夏から秋にかけては風の発生も穏やかになっていきますが、天候の悪化により強風となるとうねりは発生するので当日の水面コンディションはレース前には必ず確認しておいでください。

コース別入着率（直近３ヶ月のデータ）

.1（集計期間：2021/2/1～2021/4/30　単位：%）

コース別決まり手

（集計期間：2021/2/1～2021/4/30　単位：%）

枠番別コース取得率

（集計期間：2021/1/1～2021/3/31　単位：%）

春季のコース別入着率

夏季のコース別入着率

秋季のコース別入着率

冬季のコース別入着率

まとめ

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競艇場名	水質	風の強さ	各競艇場の主な特徴
桐生	淡水	普通	冬～春は「赤城おろし」が吹き水面が荒れやすい 夏場は穏やかな水面でまくりが決まりやすい。
戸田	淡水	弱い	水面は年中を通して穏やかだが、コース形式上３コースやカドが有利１号艇の一着率は全国でワーストの所謂「まくり水面」
江戸川	汽水	強い	強い河口付近に設営されているため全国屈指の難水面。 干満差や風の影響も受けやすく玄人向け
平和島	海水	強い	スタンドと１マークまでの幅が狭く１号艇の１着率は最低クラスに低い潮の満ち引きや強いビル風が吹くなど荒れ要素
多摩川	淡水	普通	「日本一の静水面」といわれており非常に穏やかな水面。 どの艇が勝ってもおかしくないデータになっており時折高配当も
浜名湖	汽水	強い	全国最大級の水面面積。季節によって風向きが激しく変化する特徴。買い方には工夫は必要で配当は全国的にみても平均辺り。
蒲郡	汽水	普通	1マークのバック側が全国一番広く、豪快なターンや展開が見もの。クセは少ないため実力差は強く出る傾向で、配当は平均的。
常滑	海水	強い	向かい風方向から強い風が吹くことが多く、フライング率が高い。２マークでの逆転も多々あり、中穴配当も出やすい印象
津	汽水	強い	水面自体は特徴がなく走りやすい形状だが、夏場は季節風、冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろしと強風時には超高配当も。
三国	淡水	強い	一年を通してスタート地点に強めの追い風が吹く。 そのため、インが主導権を握る傾向が強いが配当は平均的。
びわこ	淡水	普通	標高が高く気圧が低い影響でダッシュ勢の活躍が目立つ。春～夏は沖から強い風が吹くこともあり、荒れる要素に。住之江淡水弱い
住之江	淡水	弱い	基本はイン有利の水面だが、２マーク付近では強烈な波が発生することが有り、ここでの逆転もしばしば。
尼崎	淡水	普通	多摩川と並んで非常に穏やかな静水面。 追い風が吹きやすいこともありイン有利な傾向で堅い決着が多い
児島	海水	普通	干満差の影響を大きく受けるコースで、満潮時にはイン有利、干潮時にはまくりが決まりやすい傾向。椛島アナの実況が熱い
丸亀	海水	強い	年中風が吹きやすい競艇場、向かい風時にはセンター勢が好成績！
宮島	海水	普通	干満差が激しく、スタートの難所と言われるほど。走りなれた選手が結果を残す事が多く、当地勝率には注目。徳山海水普通
徳山	海水	普通	１号艇の一着率が非常に高く、インコース全体の入着率も高いため固い決着が多い。その分買い方の難易度は高め
下関	海水	普通	基本的にはインが有利な水面。 しかし横風が強く吹く事が多々あり、高配当が飛び出る場面も。
鳴門	海水	普通	防波堤の影響で潮の流れは穏やか。どのコースからも勝負になり、豪快なまくりが決まる場面も多々
若松	海水	強い	干満差は少ないが、多方面から強い風が吹くことが多いため２マークでの逆転がよく起こり、中穴配当がよく飛び出す印象。
芦屋	淡水	強い	風も追い風方向に吹くことが多く、水面も穏やかで全国屈指のイン勝率を誇る。インの信頼度が高い為、人気の選手が飛ぶと思わぬ高配当も。
福岡	汽水	強い	１マークに発生するうねりの影響が顕著に現れ、ダッシュの助走距離も短いコースのため捲り型の選手に厳しい水面で差しの上手な選手が狙い目。
唐津	淡水	強い	風が強く吹くことが多い競艇場で、風向きも変わりやすく午前と午後とで別物になることもしばしば。中穴配当が出やすい印象。大村海水普通
大村	海水	普通	インの勝率が全国で１番といっていいほど高く、堅い決着になりやすい。 番組の構成で荒れる要素は含むが、基本はイン信頼。