蒲郡競艇場(ボートレース場)を攻略！水面・水質・風向き・コース形状・ナイター・季節ごとの枠番別入着率・枠なり進入率・決まり手など各データを徹底解説！

今回は蒲郡競艇場の特徴やデータ、傾向等を詳しく掘り下げてみていきます。

全国でも有数の1マークバック側に余裕を持って作られた競艇場でスピード戦が魅力の競艇場です。

年間通してナイター開催されており、仕事の後でも楽しめます。

様々なレース展開や迫力があるレースが数多く繰り広げられており、展開予想がキモとなる競艇場のため、今回の記事が予想精度の上昇の参考になればと思います。

蒲郡競艇場の基本情報

蒲郡競艇場の基本情報

所在地：
愛知県蒲郡市竹谷町太田新田１−１

公式サイト：
ボートレース蒲郡

レース映像：
ボートレース蒲郡-レースライブ＆情報サイト

開催時期：
年間通してナイター開催（月間約3～4開催）

モーター交換時期：
5月

 

蒲郡競艇場の概要

公式マスコットキャラクターは「トトまる」くん。

愛知県蒲郡市に設置された競艇場で、そのコース形状や全国でも有数の高速水面からスピード戦が繰り広げられ、多様な展開で迫力のあるレースが魅力です。

また、年間を通してナイター開催をしていることから気温の下がってくる終盤レースはインコースが有利になっていくという特徴もあります。

１コースの1着率は年間を通しても56.3％と全国平均以上の結果。(2020/4/1～2021/4/9集計)

2・3・4コースの一着率は順番に12.6％、11.7％、11.8％と割れており、展開が割れていることが数値からも伺えます。

公式マスコットキャラクターは「トトまる」くん。

ボートレースの音を聞きながら人間に憧れるボラが女神の力によって半魚人化したのがトトまる君だそうです。

本当の人間になるにはボートレース蒲郡のPRをこなさないといけないという闇の契約を交わしています。

好きなタイプは石原さとみ、趣味はディズニーに行くことや資産運用となかなかネタ要素満載のマスコットですが、個人的には好きです。

蒲郡艇場の水面・特徴

コース形状

蒲郡艇場の水面・特徴

（引用：蒲郡ボートレース公式サイト-データ集）

コース全体で見るとやや歪な形状をしていますが、注目したいのは第１ターンマークのバックストレッチ側156.7ｍ。

このコース幅156.7ｍは全国一の広さを誇り、握って回れる事から全国有数の高速水面となっています。

インコースも不利がなく走りやすいコースといえ、1コース一着率は全国平均以上。

この第一ターンマークを優位に回った選手が基本的には主導権を握るのですが、第二ターンマークも広く取られており、ここでの逆転劇も多く見られます。

スピード戦になりやすく２ターンマークでの逆転劇も多いのであれば、もうお気づきになっているかもしれませんがモーター性能の差が出やすいコースです。

また、ピットからの第２ターンマークまでの距離も１２６mと広め設計のため枠なり進入率は低めになっています。

公式サイトではモーターの履歴やイチオシモーターが掲載されているので、こちらも要チェックですね。

-ボートレース蒲郡公式サイト-モーター・ボート履歴

水面・風の特徴

水質

三河湾からすぐ近くに建てられており、水門を介して三河湾とは繋がっている構造。

そのため水質は「汽水」となるが、雨などで増水したときぐらいにしか開門しないためかなり淡水寄り。そのため、モーター性能の差は出やすい傾向となります。

干満差についても水門があるので影響は無く、他の淡水の競艇場と水質が微妙に異なるだけで大差はないと考えて大丈夫です。

風の特徴

蒲郡競艇場では防風壁や立体駐車場等が隣接し、風を遮ってくれるため5ｍ以上の強風になることは少なめです。

季節風なども上述の障害物のおかげで大きく緩和されるため季節によって偏りが出ることも少ないでく、風を含めて鑑みると蒲郡競艇場は穏やかな静水面といえます。

その分、荒天などの影響で5ｍ以上の強風が吹くときは水面同様、荒れやすい結果となり思わぬ高配当が飛び出すことも。

以下、簡単に風の影響をまとめたものです。

・追い風1～3ｍまでは行き足がつきやすくスローのインコースが有利

・追い風4ｍ↑からは１マークで流れやすくなり、コース不問で差し有利（2.4コース）

・向かい風1～3ｍまではダッシュ勢が有利。浜名湖では特に４コースが好調。

・向かい風4ｍ↑からは波乱の展開。センター・ダッシュが有利だが思わぬ展開にも。

 

風や水質などはクセが少ないため、モーター性能や選手の能力・タイプが展開を握るといえます。

コース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 51.1 18.7 8.7 8.3 8.2 4.7
2 14.2 21.1 19.1 15.7 16.5 13.2
3 13.3 20.5 18.4 19.6 16.9 11.0
4 14.2 19.8 20.6 18.1 16.5 10.5
5 6.2 14.1 21.1 20.2 21.4 16.6
6 1.6 6.5 13.0 19.0 20.3 39.3

（集計期間：2021/2/1～2021/4/30　単位：%）

・集計時期の兼ね合いで１コース１着率51.1%は全国平均を下回る結果。
・２・３・４コースの一着率入着率共に平たく、どのコースからも勝負になることが伺えます。

 

コース別決まり手

コース 逃げ 捲り 差し 捲り差し 抜き 恵まれ
1 96.7 0.0 0.0 0.0 3.2 0.0
2 0.0 31.3 58.1 0.0 8.1 2.3
3 0.0 34.5 8.6 45.6 9.8 1.2
4 0.0 53.4 12.7 22.0 9.3 2.3
5 0.0 23.6 13.1 55.2 7.8 0.0
6 0.0 10.0 20.0 50.0 20.0 0.0

（集計期間：2021/2/1～2021/4/30　単位：%）

・決まり手に関してもバランス良く分布されてますが、やや捲り差しが多い傾向。

 

枠番別コース取得率

コース 1コース 2コース 3コース 4コース 5コース 6コース
1 99.0 0.9 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.6 90.8 5.8 1.8 0.8 0.0
3 0.3 1.8 85.5 8.0 3.1 1.1
4 0.0 1.9 3.6 78.3 10.9 5.0
5 0.0 2.2 2.7 7.3 72.8 14.7
6 0.1 2.2 2.2 4.5 12.4 78.2

（集計期間：2021/1/1～2021/3/31　単位：%）

・全国的に見ても枠なり進入率はかなり低め。レース前展示は要確認ですね。

 

春季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 57.2 16.6 10.8 7.5 3.5 4.1
2 12.8 21.0 19.8 16.5 16.3 13.2
3 13.1 21.5 17.4 21.5 15.1 11.0
4 11.1 20.9 22.8 16.2 14.8 13.9
5 5.7 15.4 18.7 21.0 23.7 15.2
6 1.6 5.5 11.7 17.7 26.4 36.7

（集計期間：2020/03/01～2020/05/31　単位：％）

・春季は１コース１着率が高め。入着率も含めると84.6％と舟券に絡む率は極めて高いです。

 

夏季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 56.6 14.7 10.5 5.3 6.5 6.1
2 11.1 23.6 19.7 15.1 16.8 13.4
3 12.7 22.6 16.4 20.1 15.0 12.9
4 12.5 20.6 20.8 17.5 16.0 12.3
5 6.5 14.4 19.8 24.2 20.1 14.8
6 1.9 5.6 14.2 18.9 25.1 33.9

（集計期間：2020/06/01～2020/08/31　単位：％）

・夏季も引き続き1コースが好調。

 

秋季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 61.1 16.4 8.3 6.6 3.9 3.3
2 11.3 27.0 17.3 15.3 14.0 14.8
3 11.1 21.5 19.5 18.5 16.8 12.3
4 10.2 17.5 23.1 18.6 18.5 11.8
5 4.9 13.8 19.5 23.0 23.2 15.4
6 1.9 4.3 12.9 18.7 23.7 38.3

（集計期間：2020/09/01～2020/11/30　単位：％）

・秋季が最も１コース１着率が通年で最も高く、全国的に見ても上位の勝率に。

冬季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 52.5 17.6 9.4 8.2 6.9 5.1
2 14.9 23.3 16.8 16.5 16.2 11.9
3 11.3 21.0 19.7 20.1 16.9 10.7
4 12.6 19.6 23.0 17.3 14.4 12.9
5 7.4 14.3 18.5 20.3 21.6 17.6
6 2.4 5.4 13.9 18.9 24.0 35.1

（集計期間：2020/12/01～2021/02/28　単位：％）

・冬季では１コース１着率がグッと下がり、代わりに２コースが好調。

まとめ

今回は特徴やデータを基に掘り下げて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

まとめると蒲郡競艇場は、

・水質や風のクセが少なく、選手能力やモーター機力は要チェック。

・どのコースからも勝負できるコース設計。展開読みが予想のキモに！

・通年でナイター開催。レース終盤はインコースがやや有利！

他の競艇場と比べると、偏りが少なくどのコースからも勝負できるコース設計になっており、「どの選手が攻めるのか～」や「展開を突くのは～」という展開読みが非常に大事になっています。
いきなり展開読みと言われても…と思うかもしれませんが、蒲郡公式サイトのレースライブ＆情報サイトでは予想印やオリジナル展示タイムなど充実したコンテンツを掲載してくれているので、予想する時は必ず参考にした方がいいと思います。
蒲郡競艇場に関しては以上となりますが、他の競艇場についてもまとめているため良ければご覧になってみてください。
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競艇場名 水質 風の強さ 各競艇場の主な特徴
桐生 淡水 普通 冬～春は「赤城おろし」が吹き水面が荒れやすい
夏場は穏やかな水面でまくりが決まりやすい。
戸田 淡水 弱い 水面は年中を通して穏やかだが、コース形式上３コースやカドが有利１号艇の一着率は全国でワーストの所謂「まくり水面」
江戸川 汽水 強い 強い河口付近に設営されているため全国屈指の難水面。
干満差や風の影響も受けやすく玄人向け
平和島 海水 強い スタンドと１マークまでの幅が狭く１号艇の１着率は最低クラスに低い潮の満ち引きや強いビル風が吹くなど荒れ要素
多摩川 淡水 普通 「日本一の静水面」といわれており非常に穏やかな水面。
どの艇が勝ってもおかしくないデータになっており時折高配当も
浜名湖 汽水 強い 全国最大級の水面面積。季節によって風向きが激しく変化する特徴。買い方には工夫は必要で配当は全国的にみても平均辺り。
蒲郡 汽水 普通 1マークのバック側が全国一番広く、豪快なターンや展開が見もの。クセは少ないため実力差は強く出る傾向で、配当は平均的。
常滑 海水 強い 向かい風方向から強い風が吹くことが多く、フライング率が高い。２マークでの逆転も多々あり、中穴配当も出やすい印象
津 汽水 強い 水面自体は特徴がなく走りやすい形状だが、夏場は季節風、冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろしと強風時には超高配当も。
三国 淡水 強い 一年を通してスタート地点に強めの追い風が吹く。
そのため、インが主導権を握る傾向が強いが配当は平均的。
びわこ 淡水 普通 標高が高く気圧が低い影響でダッシュ勢の活躍が目立つ。春～夏は沖から強い風が吹くこともあり、荒れる要素に。住之江淡水弱い
住之江 淡水 弱い 基本はイン有利の水面だが、２マーク付近では強烈な波が発生することが有り、ここでの逆転もしばしば。
尼崎 淡水 普通 多摩川と並んで非常に穏やかな静水面。
追い風が吹きやすいこともありイン有利な傾向で堅い決着が多い
児島 海水 普通 干満差の影響を大きく受けるコースで、満潮時にはイン有利、干潮時にはまくりが決まりやすい傾向。椛島アナの実況が熱い
丸亀 海水 強い 年中風が吹きやすい競艇場、向かい風時にはセンター勢が好成績！
宮島 海水 普通 干満差が激しく、スタートの難所と言われるほど。走りなれた選手が結果を残す事が多く、当地勝率には注目。徳山海水普通
徳山 海水 普通 １号艇の一着率が非常に高く、インコース全体の入着率も高いため固い決着が多い。その分買い方の難易度は高め
下関 海水 普通 基本的にはインが有利な水面。
しかし横風が強く吹く事が多々あり、高配当が飛び出る場面も。
鳴門 海水 普通 防波堤の影響で潮の流れは穏やか。どのコースからも勝負になり、豪快なまくりが決まる場面も多々
若松 海水 強い 干満差は少ないが、多方面から強い風が吹くことが多いため２マークでの逆転がよく起こり、中穴配当がよく飛び出す印象。
芦屋 淡水 強い 風も追い風方向に吹くことが多く、水面も穏やかで全国屈指のイン勝率を誇る。インの信頼度が高い為、人気の選手が飛ぶと思わぬ高配当も。
福岡 汽水 強い １マークに発生するうねりの影響が顕著に現れ、ダッシュの助走距離も短いコースのため捲り型の選手に厳しい水面で差しの上手な選手が狙い目。
唐津 淡水 強い 風が強く吹くことが多い競艇場で、風向きも変わりやすく午前と午後とで別物になることもしばしば。中穴配当が出やすい印象。大村海水普通
大村 海水 普通 インの勝率が全国で１番といっていいほど高く、堅い決着になりやすい。
番組の構成で荒れる要素は含むが、基本はイン信頼。