多摩川競艇場(ボートレース場)を攻略!水面・水質・風向き・コース形状・季節ごとのコース別入着率・枠なり進入率・決まり手など各データを徹底解説!


競艇で勝つためのランキング!

今回は多摩川競艇場の特徴やデータ、傾向等を詳しく掘り下げてみていきます。

難水面が多い、東京及び関東地区では異質ともとれる日本一の静水面で選手が実力を発揮しやすい競艇場です。

コースの形状や風の影響のクセも少なく、スピード戦が繰り広げられるのが魅力です。

基本的にはインが強いですが、様々な展開で穴を開けることもある競艇場になりますので、理解を深めて予想の参考になればと思います。

多摩川競艇場の基本情報

多摩川競艇場の基本情報

所在地
東京都府中市是政4丁目11

公式サイト
ボートレース多摩川-オフィシャルサイト

レース映像
BOAT RACE BB-多摩川

開催時期
年間通して通常開催(月間約3~4開催)

モーター交換時期
8月

 

多摩川競艇場の概要

公式マスコットキャラクターは「静波まつり」

日本一の静水面と表現され、コースや水面のクセも少ないことからスピード戦が繰り広げられるのが多摩川競艇場の特徴です。

1コースの1着率は年間を通しても52.5%と全国平均並にあり、3連対率も78.8%と高い域。

他の関東地区の競艇場と比べるとずば抜けて高い数値となっておりますが、インの強い大村競艇場の1着率65.5%や徳山競艇場1着率65.1%と比べるとやや見劣ります。

その分、2・3・4コースのセンター勢の勝率がトータルで4割近くにも上るので、4コースまでが頭になる舟券が大半を占めます。

公式マスコットキャラクターは「静波まつり」ちゃん。

2013年からイメージキャラクターを採用され、可愛らしいデザインで大成功を収めました。

職業はアイドルレーサーで、オリジナルの4コマ漫画だったりグッズ展開やyoutubeにも展開しており、他の競艇場マスコットとは一線を画している存在です。

過去のマスコットだった、カワセミをモチーフとした「ウェイキー」くんと「リップル」ちゃんは静かにフェードアウトしていきました…

多摩川競艇場の水面・特徴

コース形状

(引用:多摩川ボートレースオフィシャルサイト-水面ガイド)

外側の形状はややいびつに写りますが、走行水面はかなり広く取られており選手は大胆に勝負にでれるような形状となっています。

バックストレッチ側も最大110mとかなり広めで、2ターンマークを強く攻めていけることから抜きの比率もやや高めです。

また標高40mほどの武蔵野台地に建てられているため、首都圏の他の競艇場と比べると4hPaほど低いです。

後述、水面の特性もクセが少ないことからスピード勝負になりやすく、選手の器量やモーター機力がレースに与える影響としては大きい部分となります。

そのため、強気に攻めた選手が展開に紛れを生み、中穴以上の配当も出やすい競艇場です。

以前はインコースの弱い競艇場と言われいましたが、ここ数年は上昇傾向で全国平均を少し下回る程度まで1コースの1着率は回復しています。

水面・風の特徴

水質

一級河川・多摩川の河岸から武蔵野台地寄りに位置し、その水質は「淡水」。

日本一の静水面と言われ、ここ数十年で水面が大きく荒れたのは2回ほどではないかと言われているほど穏やかな水面。

本来、淡水水質の場合は硬いと表現され、艇が跳ねたり操縦性が難しいのですが、多摩川の淡水は選手からは「握ったときに走りやすい」と好評です。

水面のクセも少ないため、スタートを決めた選手が主導権を握りやすく、道中もスピード戦になりやすいことからスタートな上手な選手や、超抜機や上位モーターを搭載している選手は要注目ですね。

風の特徴

対岸にある防風林が大きく成長し、特に南風に関してはほぼ遮断している。

南風はスタート地点からみて左横風や、やや向かい風になる風でそれをほぼ遮断してくれるとなるとスタートを攻めていきやすいのも納得です。

そのため、風は追い風方向に吹きやすいですが風量はそこまで強くないため、穏やかな水面となっている様です。

通常、追い風微風であればインコース有利、3m↑になるとインコースでも差し有利となので、握って回る艇が外に流れやすいのは覚えておいたほうが良いでしょう。

多摩川競艇場のデータ

コース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 55.9 14.9 7.8 7.2 6.7 7.2
2 16.2 23.5 18.5 17.3 13.4 10.8
3 10.9 24.8 17.5 17.1 15.2 14.3
4 10.8 20.5 19.8 14.6 18.5 15.5
5 5.2 11.4 20.2 23.0 21.5 18.5
6 1.6 5.8 17.0 21.0 24.5 29.8

(集計期間:2021/1/1~2021/3/31 単位:%)

1コース1着率55.9%は全国平均より高く、1~4コースでの占有率93.2%も平均以上の数値に(全国平均53.7%)
・2コース1着率16.2%も上位の数値で、インが弱いとも言い難い結果に。
・どのコースでも勝負になり舟券に絡めるという偏りの少なさが特徴。

 

コース別決まり手

コース 逃げ 捲り 差し 捲り差し 抜き 恵まれ
1 96.3 0.0 0.0 0.0 3.6 0.0
2 0.0 29.8 62.0 0.0 6.8 1.1
3 0.0 41.3 8.6 34.4 15.5 0.0
4 0.0 44.8 12.0 29.3 10.3 3.4
5 0.0 28.5 10.7 57.1 3.5 0.0
6 0.0 22.2 33.3 22.2 11.1 11.1

(集計期間:2021/1/1~2021/3/31 単位:%)

・比率の偏りも少なく、多彩なレース展開となっている事が伺えます。
・3・4コースは捲り比率がやや高く、強気に握れうコースということも数値として現れてます
・レースの展開が定まりにくいことも、予想の難易度をあげているともとれます。

 

枠番別コース取得率

コース 1コース 2コース 3コース 4コース 5コース 6コース
1 99.4 0.3 0.0 0.1 0.0 0.0
2 0.5 93.7 4.2 0.9 0.5 0.0
3 0.0 2.0 91.4 5.5 0.7 0.1
4 0.0 1.4 1.4 85.3 7.9 3.7
5 0.0 1.4 1.1 5.0 79.9 12.4
6 0.0 0.9 1.8 3.1 10.9 83.1

(集計期間:2021/1/1~2021/3/31 単位:%)

・1コースは主張できるのでほぼ枠通りにはいれますが、2コース以下は前付けもぼちぼち。

 

春季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 50.9 18.0 7.6 8.7 7.8 6.8
2 14.2 24.1 18.9 16.4 13.8 12.3
3 14.0 21.6 18.4 18.4 15.4 12.0
4 14.5 15.2 19.5 16.1 17.5 16.9
5 4.6 14.9 20.3 18.6 22.9 18.4
6 2.4 7.1 16.2 22.6 23.0 28.4

(集計期間:2020/03/01~2020/05/31 単位:%)

・春季に入ると1コース1着率は全国平均以下に。
・1コースの3着率の悪さを鑑みると、捲られてそのまま舟券外までいくようなケースが多いと推測されます。

 

夏季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 53.1 17.8 9.3 7.2 5.0 7.4
2 16.1 26.1 18.6 17.0 12.1 9.8
3 11.7 19.2 19.5 16.3 19.3 13.6
4 12.0 18.8 20.4 16.6 19.2 12.6
5 5.5 11.2 18.1 25.1 19.2 20.6
6 1.9 7.5 14.8 18.5 25.5 31.6

(集計期間:2020/06/01~2020/08/31 単位:%)

・夏季の特徴としては2コース1着率が上昇傾向。
・5・6コースの3着内率がやや低下。

 

秋季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 48.3 19.0 9.2 7.8 7.8 7.6
2 19.6 21.7 16.0 14.1 15.4 12.9
3 13.4 22.4 22.0 17.0 11.8 13.2
4 10.8 19.3 22.1 17.9 15.4 14.1
5 6.8 11.0 16.9 20.9 25.1 18.8
6 1.9 7.4 14.5 22.6 23.8 29.5

(集計期間:2020/09/01~2020/11/30 単位:%)

2コースの勝率が年間を通して1番高い。
・3・4コースの入着率も高く、5・6コースが年間ワースト。

冬季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 55.7 17.1 8.9 6.4 5.6 5.9
2 18.1 26.3 17.4 14.9 13.4 9.7
3 9.8 20.5 20.7 18.6 17.9 12.3
4 9.7 19.2 19.7 18.3 16.2 16.7
5 5.4 10.8 18.9 22.0 23.8 18.9
6 2.1 6.8 15.1 19.8 23.2 32.7

(集計期間:2020/12/01~2021/02/28 単位:%)

・多摩川競艇場でも冬季はインコースが基本的には中心に。

 

まとめ

今回は特徴やデータを基に掘り下げて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

まとめると多摩川競艇場は、

・水面や風のクセが少なく、非常に走りやすいコース。

・様々なレース展開になりやすく、選手能力やモーター機力は重視したい。

・各コースの勝率が平たく分布しており、どこからでも勝負できる!

ここまで解説してきましたが、傾向や偏りが非常に少ないことが特徴に思えます。
もちろん、モーターの機力や選手能力である程度優劣はつけれるかとは思いますが、他の競艇場よりも「どの選手が、どのように攻めて、誰が主導権を握る」というレース展開を掘り下げて考えないといけないかと思います。
「日本一の静水面」というワードだけを聞くと予想が簡単&配当が低そうに思えますが、実際はその逆で想難度は高めで高配当も出やすいのが多摩川競艇場です。
多摩川競艇場に関しては以上となりますが、他の競艇場についてもまとめているため良ければご覧になってみてください。
公式ラインでは最新最速の情報をお届けしています!
ぜひ友達追加宜しくお願いします!
私が検証して利益の出た優良予想サイト一覧を下記バナーから確認できます▽
※各競艇場名をクリックすると対応するボートレース場の攻略記事を確認できます▽
競艇場名 水質 風の強さ 各競艇場の主な特徴
桐生 淡水 普通 冬~春は「赤城おろし」が吹き水面が荒れやすい
夏場は穏やかな水面でまくりが決まりやすい。
戸田 淡水 弱い 面は年中を通して穏やかだが、コース形式上3コースやカドが有利1号艇の一着率は全国でワーストの所謂「まくり水面」
江戸川 汽水 強い 強い河口付近に設営されているため全国屈指の難水面
干満差や風の影響も受けやすく玄人向け
平和島 海水 強い スタンドと1マークまでの幅が狭く1号艇の1着率は最低クラスに低い潮の満ち引きや強いビル風が吹くなど荒れ要素
多摩川 淡水 普通 「日本一の静水面」といわれており非常に穏やかな水面。
どの艇が勝ってもおかしくないデータになっており時折高配当も
浜名湖 汽水 強い 全国最大級の水面面積。季節によって風向きが激しく変化する特徴。買い方には工夫は必要で配当は全国的にみても平均辺り
蒲郡 汽水 普通 1マークのバック側が全国一番広く、豪快なターンや展開が見もの。クセは少ないため実力差は強く出る傾向で、配当は平均的
常滑 海水 強い 向かい風方向から強い風が吹くことが多く、フライング率が高い。2マークでの逆転も多々あり、中穴配当も出やすい印象
汽水 強い 水面自体は特徴がなく走りやすい形状だが、夏場は季節風、冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろしと強風時には超高配当も。
三国 淡水 強い 一年を通してスタート地点に強めの追い風が吹く。
そのため、インが主導権を握る傾向が強いが配当は平均的。
びわこ 淡水 普通 標高が高く気圧が低い影響でダッシュ勢の活躍が目立つ。春~夏は沖から強い風が吹くこともあり、荒れる要素に。住之江淡水弱い
住之江 淡水 弱い 基本はイン有利の水面だが、2マーク付近では強烈な波が発生することが有り、ここでの逆転もしばしば。
尼崎 淡水 普通 多摩川と並んで非常に穏やかな静水面。
追い風が吹きやすいこともありイン有利な傾向で堅い決着が多い
児島 海水 普通 干満差の影響を大きく受けるコースで、満潮時にはイン有利、干潮時にはまくりが決まりやすい傾向。椛島アナの実況が熱い
丸亀 海水 強い 年中風が吹きやすい競艇場、向かい風時にはセンター勢が好成績!
宮島 海水 普通 干満差が激しく、スタートの難所と言われるほど。走りなれた選手が結果を残す事が多く、当地勝率には注目。徳山海水普通
徳山 海水 普通 1号艇の一着率が非常に高く、インコース全体の入着率も高いため固い決着が多い。その分買い方の難易度は高め
下関 海水 普通 基本的にはインが有利な水面。
しかし横風が強く吹く事が多々あり、高配当が飛び出る場面も。
鳴門 海水 普通 防波堤の影響で潮の流れは穏やか。どのコースからも勝負になり、豪快なまくりが決まる場面も多々
若松 海水 強い 干満差は少ないが、多方面から強い風が吹くことが多いため2マークでの逆転がよく起こり、中穴配当がよく飛び出す印象。
芦屋 淡水 強い 風も追い風方向に吹くことが多く、水面も穏やかで全国屈指のイン勝率を誇る。インの信頼度が高い為、人気の選手が飛ぶと思わぬ高配当も。
福岡 汽水 強い 1マークに発生するうねりの影響が顕著に現れ、ダッシュの助走距離も短いコースのため捲り型の選手に厳しい水面で差しの上手な選手が狙い目。
唐津 淡水 強い 風が強く吹くことが多い競艇場で、風向きも変わりやすく午前と午後とで別物になることもしばしば。中穴配当が出やすい印象。大村海水普通
大村 海水 普通 インの勝率が全国で1番といっていいほど高く、堅い決着になりやすい。
番組の構成で荒れる要素は含むが、基本はイン信頼。