唐津競艇場(ボートレース場)を攻略！万舟率が高めで進入隊列が乱れやすい！水質・風・コース形状・特徴・季節・枠なり進入率・決まり手など各データを徹底解析！

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今回は唐津競艇場の特徴やデータ、傾向について詳しく掘り下げて解説していきます。

佐賀県唐津市にある競艇場です。
競走水面の大きさが特徴のひとつとして知られ、静水面で迫力のあるレースが繰り広げられます。

次項から唐津競艇場の特徴について解説していきます。

唐津競艇場の基本情報

唐津競艇場の概要

佐賀県は唐津市にある競艇場で、長崎市や福岡市、同県の佐賀市からも多くのファンが訪れる競艇場です。

１R～４Rまでは企画番組として、１コースにA級選手が入る「朝からからつ」等の番組が有名ですね。
この1~4Rでは１コース１着率は60%超と高くなっていますが、5R以降の後半番組では50％を下回る事もあり、１コース１着率は55.2％。入着率は81.5％と平均的な数値となっています。（2020/5/1～2021/4/30集計）

マスコットキャラクターは「か・らっキー」

唐津市の近海にはイルカが生息しているためモチーフとして採用されています。
イルカを模したキャラクターは住之江競艇場と同じですが、こちらは服を着ているので区別は付きやすいですね。

唐津競艇場の水面・特徴

コース形状

（引用：ボートレースからつオフィシャルサイト-水面特性・進入コース別情報）

九州5場の中では芦屋競艇場と同様にコンクリートで護岸されたプール型の水面です。
競走水面は全国的にみても有数の広さをもっており、余裕ある艇間を活かした捲り差し展開が多め。

スタート地点コース幅55mから第１ターンマークコース幅42ｍで振り幅は13ｍと標準的な振り幅となっています。

バックストレッチ側では内側の艇が伸びやすく、差した艇が舳先をかけて２マークを優勢に運ぶことがあります。

第2ターンマーク側ではピットから178mと全国24場の競艇場の中では最も遠く、待機行動時間も1分50秒と最も長いことから枠なり進入率は低め。1コースまでの前付けもちらほら。

広い競走水面でスピード重視のモーター調整が必要となり、たとえ上位級のモーターが引けなくとも地元勢は素早い調整で初日から素早く仕上げる事に定評があります。

水面・風の特徴

水質

北に唐津湾と虹ノ松原、ボートレースからつの裏側には松浦川が流れており、河川横に建てられていますがコンクリートで護岸されたプール型の水面で水質は「淡水」。

淡水のプール型で広い競走水面を特徴とした競艇場は他にも多摩川競艇場や琵琶湖競艇場とあり、同様にモーターパワーは重視したい部分になりますが、唐津競艇場ではエースモーターと呼ばれる超抜機がなかなか出にくく、地元のA１級選手が使った後のモーターが吹きやすい傾向があります。

唐津競艇場の公式サイトではモーター履歴やデータが見れるのでこちらはチェックしておきましょう。

モーターデータ

水質自体はクセは少ないため、次項で解説する風の方に重きを置きたい競艇場です。

風の特徴

北方1kmもない距離に唐津湾が広がり、そこから吹く海風や南方から吹く陸風で年間を通しても無風状態は少なめ。

風の内訳は追い風が6割、向かい風が3割と、追い風が多くを占めます。
その追い風も強く吹く事が多く、１コースの舟の旋回時に差し場が生まれやすくなり２コースの１着率が他の競艇場と比べても高めに推移し、差した艇が優位にレースを運びます。

逆に向かい風時は１コース１着率は上昇傾向にあり、弱い向かい風だと１コースとカドのセンター勢の信頼度が上がります。
強く吹くときも１コースの成績はあまり落ちることがない傾向があります。

追い風時は差し、向かい風時はイン逃げと捲り差しが多い傾向となり、通常の風の傾向とは若干異なる部分があるので注意が必要です。

また、捲くりよりも差し・捲り差しが多い傾向がありインコースの入着率自体はそこそこあるのも唐津競艇場の特徴となります。

コース別入着率（直近３ヶ月のデータ）

（集計期間：2021/3/1～2021/5/31　単位：%）

コース別決まり手

（集計期間：2021/2/1～2021/4/30　単位：%）

枠番別コース取得率

（集計期間：2021/1/1～2021/3/31　単位：%）

春季のコース別入着率

夏季のコース別入着率

秋季のコース別入着率

冬季のコース別入着率

配当データ

まとめ

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競艇場名	水質	風の強さ	各競艇場の主な特徴
桐生	淡水	普通	冬～春は「赤城おろし」が吹き水面が荒れやすい 夏場は穏やかな水面でまくりが決まりやすい。
戸田	淡水	弱い	水面は年中を通して穏やかだが、コース形式上３コースやカドが有利１号艇の一着率は全国でワーストの所謂「まくり水面」
江戸川	汽水	強い	強い河口付近に設営されているため全国屈指の難水面。 干満差や風の影響も受けやすく玄人向け
平和島	海水	強い	スタンドと１マークまでの幅が狭く１号艇の１着率は最低クラスに低い潮の満ち引きや強いビル風が吹くなど荒れ要素
多摩川	淡水	普通	「日本一の静水面」といわれており非常に穏やかな水面。 どの艇が勝ってもおかしくないデータになっており時折高配当も
浜名湖	汽水	強い	全国最大級の水面面積。季節によって風向きが激しく変化する特徴。買い方には工夫は必要で配当は全国的にみても平均辺り。
蒲郡	汽水	普通	1マークのバック側が全国一番広く、豪快なターンや展開が見もの。クセは少ないため実力差は強く出る傾向で、配当は平均的。
常滑	海水	強い	向かい風方向から強い風が吹くことが多く、フライング率が高い。２マークでの逆転も多々あり、中穴配当も出やすい印象
津	汽水	強い	水面自体は特徴がなく走りやすい形状だが、夏場は季節風、冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろしと強風時には超高配当も。
三国	淡水	強い	一年を通してスタート地点に強めの追い風が吹く。 そのため、インが主導権を握る傾向が強いが配当は平均的。
びわこ	淡水	普通	標高が高く気圧が低い影響でダッシュ勢の活躍が目立つ。春～夏は沖から強い風が吹くこともあり、荒れる要素に。住之江淡水弱い
住之江	淡水	弱い	基本はイン有利の水面だが、２マーク付近では強烈な波が発生することが有り、ここでの逆転もしばしば。
尼崎	淡水	普通	多摩川と並んで非常に穏やかな静水面。 追い風が吹きやすいこともありイン有利な傾向で堅い決着が多い
児島	海水	普通	干満差の影響を大きく受けるコースで、満潮時にはイン有利、干潮時にはまくりが決まりやすい傾向。椛島アナの実況が熱い
丸亀	海水	強い	年中風が吹きやすい競艇場、向かい風時にはセンター勢が好成績！
宮島	海水	普通	干満差が激しく、スタートの難所と言われるほど。走りなれた選手が結果を残す事が多く、当地勝率には注目。徳山海水普通
徳山	海水	普通	１号艇の一着率が非常に高く、インコース全体の入着率も高いため固い決着が多い。その分買い方の難易度は高め
下関	海水	普通	基本的にはインが有利な水面。 しかし横風が強く吹く事が多々あり、高配当が飛び出る場面も。
鳴門	海水	普通	防波堤の影響で潮の流れは穏やか。どのコースからも勝負になり、豪快なまくりが決まる場面も多々
若松	海水	強い	干満差は少ないが、多方面から強い風が吹くことが多いため２マークでの逆転がよく起こり、中穴配当がよく飛び出す印象。
芦屋	淡水	強い	風も追い風方向に吹くことが多く、水面も穏やかで全国屈指のイン勝率を誇る。インの信頼度が高い為、人気の選手が飛ぶと思わぬ高配当も。
福岡	汽水	強い	１マークに発生するうねりの影響が顕著に現れ、ダッシュの助走距離も短いコースのため捲り型の選手に厳しい水面で差しの上手な選手が狙い目。
唐津	淡水	強い	風が強く吹くことが多い競艇場で、風向きも変わりやすく午前と午後とで別物になることもしばしば。中穴配当が出やすい印象。大村海水普通
大村	海水	普通	インの勝率が全国で１番といっていいほど高く、堅い決着になりやすい。 番組の構成で荒れる要素は含むが、基本はイン信頼。