戸田競艇場(ボートレース場)を攻略！水面・風向き・コース形状・季節ごとのコース別入着率・枠なり進入率・モーター性能など各データを徹底解説！

今回は戸田競艇場の特徴やデータ、傾向等を詳しく掘り下げてみていきます。

予想の難易度は高めですが、配当も高め。

夢のある競艇場なので特徴や傾向の理解を進めて予想の精度の上昇につながればと思います。

戸田競艇場の基本情報

戸田競艇場の基本情報

所在地：
埼玉県戸田市戸田公園８−２２

公式サイト：
ボートレース戸田オフィシャルサイト

レース映像：
ライブ＆リプレイ（BOAT RACE BB）

開催時期：
年間通して通常開催（月間約4開催）

モーター交換時期：
6月or7月

 

戸田競艇場の概要

戸田競艇場マスコット「ウインビー」

全国で1番狭い競艇場で、水面の横幅は107.5ｍ。

全速旋回に不向きといえるコースで、１コース１着率は46.9％(2020年度)と低い数値となっています。

公式マスコットキャラクターは「ウインビー」君と恋人の「ウインク」ちゃん。

荒川の横に設置されている競技場のため、河川や湖等に生息しているビーバーがモチーフになっています。正直、見る機会があまりないため調べるまで名前すら知りませんでした。

イン優勢が顕著な昨今のボートレースでは一線を画し、センター速攻が多発する水面が戸田競艇場の特徴といえます。

また、他の競艇場と比べても売上が良く、オッズにやや偏りが生まれやすかったりもします。

戸田艇場の水面・特徴

コース形状

戸田競艇場のコース形状

（引用：ボートレース戸田オフィシャルサイト-水面特性）

前述したが、全国で1番狭い競艇場と言われる戸田競艇場。

その横幅は107.5ｍしかなく、激突等を防ぐために１ターンマークの振り幅を十分に取る必要があるため、第１ターンマークの設置場所がスタンド側に大きく迫っているのが特徴的。

ホーム側、大時計前の50ｍに対し第一ターンマークが37ｍと狭まっていくため、１コースに配された艇はやや斜めに走っていくこととなり、更に角度をつけて旋回する必要があるため、1コース１着率が低くなるのも頷ける。

その一方で、３コース及びカド位置のセンター勢は真っ直ぐ走っていくだけで内側の艇を絞って進めれる為、自然と優位に第１旋回を迎えれるコースとなっている。

以上のことから、スタート勝負になりやすく、尚且まくりが決まりやすいのが特徴です。

水面・風の特徴

水質

河川付近に位置するが、海とは多少距離がある場所に設置されているため、水質は「淡水」。

淡水の競艇場ではモーターの性能差が強く現れる傾向があり、体重に関しても浮力が働きにくい分、重たい選手がやや不利になりやすいとされています。

また、戸田競艇場の水は非常に硬いと言われる為、旋回をするときには艇が跳ねやすいのも特徴でターン時に外に膨らむ事も多い。

第二ターンマーク側ではスタート時に発生する引波が増幅されやすいコースでもあるため、ここでの順位の入れ替わりもやや多く見られるのも戸田競艇場の特徴となります。

 

風の特徴

無風状態が３割近くあるため、比較的穏やかな水面になります。

但し、戸田競艇場は河川付近のやや開けた場所に設置されているため、季節によって風向きが変わる特徴があります。

・春は東から向かい風の風が吹きやすい。

・夏は南風で、スタート前は向かい風、スタート後は追い風となります。

・秋にかけては向かい風が強く吹く事が多い。

・冬は北西から強く風が吹くことが増えるため、イン勝率が増加しやすい。

 

冬場に関しては、他の季節と比較すると１コース１着率やインコースの入着率が高くなる傾向があるため、少しだけ工夫する必要があります。

戸田競艇場のデータ

コース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 46.9 18.0 10.3 10.0 8.8 5.7
2 13.8 23.4 20.6 15.3 13.5 13.1
3 16.5 21.1 18.7 16.6 13.6 13.2
4 15.8 16.2 17.3 19.4 17.5 13.5
5 6.0 13.1 20.3 20.4 22.3 17.5
6 1.9 9.1 13.8 19.4 24.7 30.8

（集計期間：2021/1/1～2021/3/31　単位：%）

・1コース1着率の全国平均は53.7％で比較してもかなり低め。(2020年度の平均)
・その分、3・4コースの1着率が上昇し、センター勢が強いコースと言えます。

 

コース別決まり手

コース 逃げ 捲り 差し 捲り差し 抜き 恵まれ
1 95.2 0.0 0.0 0.0 4.7 0.3
2 0.0 32.9 59.7 0.0 7.3 0.0
3 0.0 50.5 11.3 24.7 12.3 1.0
4 0.0 52.1 24.4 17.0 6.3 0.0
5 0.0 30.5 0.0 52.7 13.8 2.7
6 0.0 36.3 18.1 18.1 27.2 0.0

（集計期間：2021/1/1～2021/3/31　単位：%）

・2コース含め捲り割合が非常に高く、「まくり水面」となります。

 

枠番別コース取得率

コース 1コース 2コース 3コース 4コース 5コース 6コース
1 98.8 1.1 0.0 0.0 0.0 0.0
2 0.5 93.7 4.0 1.0 0.6 0.0
3 0.1 2.0 93.2 4.0 0.3 0.1
4 0.1 0.8 1.0 89.0 7.2 1.6
5 0.0 0.5 1.0 5.0 82.1 11.2
6 0.5 2.1 0.6 1.1 9.9 85.4

（集計期間：2021/1/1～2021/3/31　単位：%）

・まくり水面でインコースが劣勢の事もあり枠なり進入率は高め。前付けしても3.4コースまで。

 

春季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 41.8 18.8 11.1 9.9 10.7 7.5
2 16.3 19.8 18.4 18.2 16.0 11.1
3 16.3 19.7 18.1 15.6 15.6 14.4
4 16.2 19.2 18.4 17.9 14.3 13.6
5 7.4 15.5 18.9 19.3 19.8 18.7
6 3.2 8.2 16.4 20.1 23.4 28.4

（集計期間：2020/03/01～2020/05/31　単位：％）

・春季は他の季節と比べて１コース１着率が低下傾向にあります。

 

夏季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 42.2 19.7 10.6 9.5 10.4 7.3
2 13.3 22.6 16.8 16.9 16.6 13.5
3 16.9 17.6 18.1 15.8 16.9 14.4
4 18.4 16.9 16.6 16.9 14.8 16.1
5 8.2 15.4 20.8 19.0 19.9 16.3
6 1.8 8.8 18.4 22.6 21.3 26.8

（集計期間：2020/06/01～2020/08/31　単位：％）

・こちらは4コースの1着率が上昇。その他は標準的な結果に近い。

 

秋季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 44.7 18.6 10.7 10.5 7.0 8.2
2 15.0 21.3 15.0 17.1 18.0 13.3
3 14.2 23.0 20.7 15.3 13.3 13.2
4 17.3 14.6 19.9 15.9 17.8 14.3
5 7.7 13.7 19.4 19.5 19.2 20.2
6 2.3 9.9 15.6 22.9 24.9 24.0

（集計期間：2020/09/01～2020/11/30　単位：％）

・４コースの１着率、３コースの入着率が増加傾向。

冬季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 47.0 18.4 10.9 8.8 8.4 6.1
2 15.1 24.5 19.9 15.3 13.2 11.8
3 16.2 21.5 17.6 17.1 13.4 13.8
4 13.9 16.5 16.9 21.1 16.7 14.7
5 6.0 10.4 19.7 19.5 23.2 20.9
6 2.6 9.6 16.0 19.2 24.9 27.4

（集計期間：2020/12/01～2021/02/28　単位：％）

・他の季節に比べて、インコースの入着率が高め。外気温が低いためインコースでも良結果。

まとめ

今回は特徴やデータを基に掘り下げて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

まとめると戸田競艇場は、

・コース形状から１コースが全国ワーストの勝率！

・まくりが決まりやすく、センター勢が有利！

・スタート勝負になりやすく、ここでの遅れは致命的に。

競艇は内側の艇が強い競技になりますが、戸田ボートレースではそのセオリーも当てはまりにくくなり、予想難易度は高めです。
その分、中穴配当や高配当も出やすい競艇場で一発の夢があり、人気が高いのも納得です。
豪快なレース展開や夢のある配当が魅力なので見るだけでも楽しめる競艇場となっています。
戸田競艇場に関しては以上となりますが、他の競艇場についてもまとめているため良ければご覧になってみてください。

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競艇場名 水質 風の強さ 各競艇場の主な特徴
桐生 淡水 普通 冬～春は「赤城おろし」が吹き水面が荒れやすい
夏場は穏やかな水面でまくりが決まりやすい。
戸田 淡水 弱い 水面は年中を通して穏やかだが、コース形式上３コースやカドが有利１号艇の一着率は全国でワーストの所謂「まくり水面」
江戸川 汽水 強い 強い河口付近に設営されているため全国屈指の難水面。
干満差や風の影響も受けやすく玄人向け
平和島 海水 強い スタンドと１マークまでの幅が狭く１号艇の１着率は最低クラスに低い潮の満ち引きや強いビル風が吹くなど荒れ要素
多摩川 淡水 普通 「日本一の静水面」といわれており非常に穏やかな水面。
どの艇が勝ってもおかしくないデータになっており時折高配当も
浜名湖 汽水 強い 全国最大級の水面面積。季節によって風向きが激しく変化する特徴。買い方には工夫は必要で配当は全国的にみても平均辺り。
蒲郡 汽水 普通 1マークのバック側が全国一番広く、豪快なターンや展開が見もの。クセは少ないため実力差は強く出る傾向で、配当は平均的。
常滑 海水 強い 向かい風方向から強い風が吹くことが多く、フライング率が高い。２マークでの逆転も多々あり、中穴配当も出やすい印象
津 汽水 強い 水面自体は特徴がなく走りやすい形状だが、夏場は季節風、冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろしと強風時には超高配当も。
三国 淡水 強い 一年を通してスタート地点に強めの追い風が吹く。
そのため、インが主導権を握る傾向が強いが配当は平均的。
びわこ 淡水 普通 標高が高く気圧が低い影響でダッシュ勢の活躍が目立つ。春～夏は沖から強い風が吹くこともあり、荒れる要素に。住之江淡水弱い
住之江 淡水 弱い 基本はイン有利の水面だが、２マーク付近では強烈な波が発生することが有り、ここでの逆転もしばしば。
尼崎 淡水 普通 多摩川と並んで非常に穏やかな静水面。
追い風が吹きやすいこともありイン有利な傾向で堅い決着が多い
児島 海水 普通 干満差の影響を大きく受けるコースで、満潮時にはイン有利、干潮時にはまくりが決まりやすい傾向。椛島アナの実況が熱い
丸亀 海水 強い 年中風が吹きやすい競艇場、向かい風時にはセンター勢が好成績！
宮島 海水 普通 干満差が激しく、スタートの難所と言われるほど。走りなれた選手が結果を残す事が多く、当地勝率には注目。徳山海水普通
徳山 海水 普通 １号艇の一着率が非常に高く、インコース全体の入着率も高いため固い決着が多い。その分買い方の難易度は高め
下関 海水 普通 基本的にはインが有利な水面。
しかし横風が強く吹く事が多々あり、高配当が飛び出る場面も。
鳴門 海水 普通 防波堤の影響で潮の流れは穏やか。どのコースからも勝負になり、豪快なまくりが決まる場面も多々
若松 海水 強い 干満差は少ないが、多方面から強い風が吹くことが多いため２マークでの逆転がよく起こり、中穴配当がよく飛び出す印象。
芦屋 淡水 強い 風も追い風方向に吹くことが多く、水面も穏やかで全国屈指のイン勝率を誇る。インの信頼度が高い為、人気の選手が飛ぶと思わぬ高配当も。
福岡 汽水 強い １マークに発生するうねりの影響が顕著に現れ、ダッシュの助走距離も短いコースのため捲り型の選手に厳しい水面で差しの上手な選手が狙い目。
唐津 淡水 強い 風が強く吹くことが多い競艇場で、風向きも変わりやすく午前と午後とで別物になることもしばしば。中穴配当が出やすい印象。大村海水普通
大村 海水 普通 インの勝率が全国で１番といっていいほど高く、堅い決着になりやすい。
番組の構成で荒れる要素は含むが、基本はイン信頼。