江戸川競艇場(ボートレース場)を攻略！水面・水質・風向き・コース形状・季節ごとのコース別入着率・枠なり進入率・決まり手など各データを徹底解説！

今回は江戸川競艇場の特徴やデータ、傾向等を詳しく掘り下げてみていきます。

海も近い河川で開催されている江戸川競艇場の特徴はなんといっても「潮」。

上げ潮や下げ潮と呼ばれる流れの方向や、うねりが予想の難易度をグッと上げているといえます。

選手にとっても得意不得意が分かれる競艇場でもあるので、理解を深めて予想の参考になればと思います。

江戸川競艇場の基本情報

江戸川競艇場の概要

江戸川競艇場は、全国で唯一の河川を利用した競艇場で、河口に近いことから潮の満ち引きの影響を大きく受け、全国屈指の難水面。

また、風が強く吹く競艇場としても知られ、安定板装着もよく見られますがレース中止とまでなることも多々見受けられます。

この波や風の中で乗りこなす選手は「江戸川巧者」と呼ばれ、等級を超えて逆転する程、乗りなれた選手・得意とする選手の信頼度が高い傾向にあります。

公式マスコットキャラクターは「ラリー」くん(？)と「バディー」くん（？）。

性別は不詳で、見た目通りうさぎとカメがモチーフとなったキャラクターです。江戸川要素はあまりないですね…

前述、難水面で選手にとっても乗り難い水面ということで、中穴～高配当までの舟券が7割近くあり非常に夢がある競艇場となります。

江戸川艇場の水面・特徴

コース形状

（引用：ボートレーオフィシャルサイト-江戸川ボートレース場-水面図）

コース自体の特徴は少ないですが、1ターンマーク側の浮消波堤までの距離が70ｍと短めの設計。

また、1ターンマーク側はスタンド側37.1ｍしかなく他のコースと比べてもやや振られた設計。

戸田競艇場などでも見られる形状で、１コースや２コースの艇は斜めに走る形になり、センター勢以降外側の艇は真っ直ぐ走るだけで絞っていく形になるので、内側２艇は不利と言えます。

変わって第２ターンマーク側はやや広めに使える設計となり、ここでの抜きや着順の入れ替わりは起こりやすい形状である。

以上のことから、内側の艇は特にスタートが大事。

但し、２ターンマークでの逆転もよく起こる形状のため、波を乗りこなせる「江戸川巧者」と呼ばれる選手には注意したい。

水面・風の特徴

水質

全国唯一の河川に設置された競艇場で、海とも近い河口付近に位置するため、河川の淡水・海から流れ込む海水が混ざりあった「汽水」水質。

また、東京湾近くの河口に設営されているため、「上げ潮」「下げ潮」と潮の満ち引きの影響を受ける。

この上げ潮・下げ潮にも強弱があり、それに加えて「上げ止まり」「下げ止まり」の完全満潮・完全干潮時にも特徴がある。

更に風の方向によっても大きく影響を受けるという地理条件も合わさり、波の流れは多様。

一般的には

・上げ潮時には1・2コースの1着率が上昇傾向

・下げ潮時には3～6コースの1着率が上昇傾向

と、風から受けるレースへの影響と近い結果になることが多いです。

ですが、潮の方向に風向き、更には釣りをする人はなんとなく分かるかと思いますが、「大潮」「小潮」「中潮」と潮の満ち引きの度合いが日によって変わってくることも水面に与える影響としては大きな部分となります。

細かな部分に関してはボートレース江戸川オフィシャルサイトがまとめている、

潮・風向き舟券攻略法-一覧PDF

こちらに大変分かりやすくまとめられているので必読ですね。

またオフィシャルサイトではレース毎にこちらの潮・風向きが発表されるのでこちらも要チェック。

風の特徴

江戸川競艇場という名前ですが、荒川の中川に設置されており周辺に風を遮る建物等もなく、海からも近い位置にあるため、強い風が吹くことが多くあります。

年間を通しても5ｍ以上の風が吹くことが多い傾向で、10m以上の強風で「水面状況悪化」によりレースが中止になることも。

一般的には4mまでの追い風ならインコース及び差しに向ける2・4コースが有利、向かい風ならダッシュ勢が有利という傾向があるのですが、江戸川競艇場では風だけで傾向を掴もうとすると痛い目を見ます。

あくまで、上げ潮・下げ潮などの潮の流れと併せて考える必要があるので、あくまで水面に影響を与える一部分として捉えるのが正解かと思います。

また、ボートレース江戸川オフィシャルサイトでは毎レース、風向き・風の強さ・潮の具合を掲載してくれているので、予想をする際は必ずチェックしておいた方が良いかと思います。

江戸川競艇場のデータ

コース別入着率

（集計期間：2021/1/1～2021/3/31　単位：%）

コース別決まり手

（集計期間：2021/1/1～2021/3/31　単位：%）

枠番別コース取得率

（集計期間：2021/1/1～2021/3/31　単位：%）

春季のコース別入着率

夏季のコース別入着率

秋季のコース別入着率

冬季のコース別入着率

まとめ

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競艇場名	水質	風の強さ	各競艇場の主な特徴
桐生	淡水	普通	冬～春は「赤城おろし」が吹き水面が荒れやすい 夏場は穏やかな水面でまくりが決まりやすい。
戸田	淡水	弱い	水面は年中を通して穏やかだが、コース形式上３コースやカドが有利１号艇の一着率は全国でワーストの所謂「まくり水面」
江戸川	汽水	強い	強い河口付近に設営されているため全国屈指の難水面。 干満差や風の影響も受けやすく玄人向け
平和島	海水	強い	スタンドと１マークまでの幅が狭く１号艇の１着率は最低クラスに低い潮の満ち引きや強いビル風が吹くなど荒れ要素
多摩川	淡水	普通	「日本一の静水面」といわれており非常に穏やかな水面。 どの艇が勝ってもおかしくないデータになっており時折高配当も
浜名湖	汽水	強い	全国最大級の水面面積。季節によって風向きが激しく変化する特徴。買い方には工夫は必要で配当は全国的にみても平均辺り。
蒲郡	汽水	普通	1マークのバック側が全国一番広く、豪快なターンや展開が見もの。クセは少ないため実力差は強く出る傾向で、配当は平均的。
常滑	海水	強い	向かい風方向から強い風が吹くことが多く、フライング率が高い。２マークでの逆転も多々あり、中穴配当も出やすい印象
津	汽水	強い	水面自体は特徴がなく走りやすい形状だが、夏場は季節風、冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろしと強風時には超高配当も。
三国	淡水	強い	一年を通してスタート地点に強めの追い風が吹く。 そのため、インが主導権を握る傾向が強いが配当は平均的。
びわこ	淡水	普通	標高が高く気圧が低い影響でダッシュ勢の活躍が目立つ。春～夏は沖から強い風が吹くこともあり、荒れる要素に。住之江淡水弱い
住之江	淡水	弱い	基本はイン有利の水面だが、２マーク付近では強烈な波が発生することが有り、ここでの逆転もしばしば。
尼崎	淡水	普通	多摩川と並んで非常に穏やかな静水面。 追い風が吹きやすいこともありイン有利な傾向で堅い決着が多い
児島	海水	普通	干満差の影響を大きく受けるコースで、満潮時にはイン有利、干潮時にはまくりが決まりやすい傾向。椛島アナの実況が熱い
丸亀	海水	強い	年中風が吹きやすい競艇場、向かい風時にはセンター勢が好成績！
宮島	海水	普通	干満差が激しく、スタートの難所と言われるほど。走りなれた選手が結果を残す事が多く、当地勝率には注目。徳山海水普通
徳山	海水	普通	１号艇の一着率が非常に高く、インコース全体の入着率も高いため固い決着が多い。その分買い方の難易度は高め
下関	海水	普通	基本的にはインが有利な水面。 しかし横風が強く吹く事が多々あり、高配当が飛び出る場面も。
鳴門	海水	普通	防波堤の影響で潮の流れは穏やか。どのコースからも勝負になり、豪快なまくりが決まる場面も多々
若松	海水	強い	干満差は少ないが、多方面から強い風が吹くことが多いため２マークでの逆転がよく起こり、中穴配当がよく飛び出す印象。
芦屋	淡水	強い	風も追い風方向に吹くことが多く、水面も穏やかで全国屈指のイン勝率を誇る。インの信頼度が高い為、人気の選手が飛ぶと思わぬ高配当も。
福岡	汽水	強い	１マークに発生するうねりの影響が顕著に現れ、ダッシュの助走距離も短いコースのため捲り型の選手に厳しい水面で差しの上手な選手が狙い目。
唐津	淡水	強い	風が強く吹くことが多い競艇場で、風向きも変わりやすく午前と午後とで別物になることもしばしば。中穴配当が出やすい印象。大村海水普通
大村	海水	普通	インの勝率が全国で１番といっていいほど高く、堅い決着になりやすい。 番組の構成で荒れる要素は含むが、基本はイン信頼。