住之江競艇場(ボートレース場)を攻略!水面・水質・風向き・コース形状・ナイター・季節ごとの枠番別入着率・枠なり進入率・決まり手など各データを徹底解説!

今回は住之江競艇場の特徴やデータ、傾向について詳しく掘り下げて解説していきます。

大阪府大阪市住之江にある競艇場で、来場者数・売上共に全国トップクラスを誇る人気の競艇場です。

年末のSGグランプリがほぼ毎年開催されており、「ボートレースの聖地」「ボートレースのメッカ」と呼ばれ、多くのファンが賑わっています。

年間を通してナイター開催されており、インコースが強い水面ですが逆転も多々見られるコース設計で次項以降で解説していきますので予想の参考になればと思います。

住之江競艇場の基本情報

住之江競艇場の基本情報

所在地:大阪府大阪市住之江区泉1丁目1−71

公式サイト:
ボートレース住之江 Official Site

レース映像:
Youtube-BoatRace住之江公式chにて全日程ライブ配信

開催時期:
年間通してナイター開催(月間約3開催)

モーター交換時期:
3月

 

住之江競艇場の概要

住之江競艇場マスコットキャラクター「ジャンピー」

大阪府大阪市住之江区にある競艇場で、ボート界の最高峰レース「SGグランプリ」が29回も開催をされておりボートレースの聖地・メッカと称されている非常に人気のある競艇場です。

比較的インコースの成績が良く、1コース1着率は60.8%(2020/5/1~2021/4/30集計)と全国的に見ても非常に高い数値を誇ります。
インコース有利だと乗りやすい水面かと思うかもしれませんが、少し特殊な淡水で非常に乗りにくい水質となっています。

SGグランプリ覇者になるにはこの住之江を攻略するのは選手にとって必須と言われるほどの水面となっており、ほとんどの選手が「乗りやすさ」「回りやすさ」に重点を置いて整備・調整をしてきます。

年間を通してほぼナイター開催されており、夜に向かって気温が下がっていくので終盤に行われるレースのインコース信頼度は更に高まる印象。

マスコットキャラクターにはイルカをモチーフにした「ジャンピー」。

他にも艇の色と同じく、全6匹のイルカがいるのですが名前は不明。
主役のジャンピーくんにも特に詳細な情報もなく、マスコットとしてはやや不遇な立ち位置。

住之江艇場の水面・特徴

コース形状

住之江艇場の水面・特徴

(引用:住之江競艇場OfficialSite-水面特性・進入コース別情報)

スタート地点コース幅51mに対し、第一ターンマークコース幅45mと振り幅が6mと非常に小さいのが第一の特徴です。

これにより、インコースの選手は窮屈にならず十分な余裕をもって旋回行動に入れるためインコース有利の結果に繋がっています。

ピットから第2ターンマークまでの距離は120mとしっかり取られているため、インコース有利という拍車もかかるので隊列は乱れやすくあります。
それでもインコースが有利なので前付けした選手が着を取れる事は多いのですが、あまりに深いスタートになると前付け艇の一つ外の艇が直まくり(1ターン到達前に完全に追い抜く)することになり、荒れるレースとなります。

また、コンクリートで護岸されており、ピット離れ時・スタート時に出来た波が反射することにより2マーク付近では複雑な波となり、乗り難さを増す一因となっています。

水面・風の特徴

水質

コンクリートで護岸されたプール型の水面で、工業用水とスタンドに降る雨水を利用している「淡水」です

この工業用水は不純物が少なくなっており、他の競艇場と比べても選手コメントでは「乗り難い」「固い」とよく表現されています。

そのため、浮力はより働かず体重の重い選手は不利、モーター性能についても他の競艇場より一層重要になる部分となります。

乗り難い水面ということも併せて、モーター性能・整備力は特に注視する事がポイントですね。

風の特徴

住之江競艇場では西風は巨大なスタンドにブロックされ、東風も電光掲示板が防風林の役目を果たすため、横風は吹きにくい傾向にあります。

冬場は基本的に追い風傾向、春先から向かい風もやや増えて夏季は混在する様な風向きですが、風は基本的に強く吹かず。
穏やかながら風向きが細かく変化しやすいため、レース前後でコンディションが変わり唐突な荒れ配当となることも多々見かけます。

この微妙な気象条件や水面コンディションに敏感な地元選手が多く、「最強大阪支部」と呼ばれるほど。

コース別入着率(直近3ヶ月のデータ)

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 62.1 14.7 8.5 5.2 4.3 4.9
2 11.2 31.3 17.4 15.6 14.5 9.7
3 11.9 21.7 21.6 19.0 13.9 11.7
4 10.4 16.5 21.6 21.2 15.9 14.1
5 4.0 11.5 19.8 20.5 24.2 19.6
6 0.9 5.3 12.2 19.4 27.2 34.6

.1(集計期間:2021/2/1~2021/4/30 単位:%)

1コース1着率62.1%は全国平均より非常に高め。
・2コース2着率も非常に高く、インコースの成績は最上位クラスに良い。

 

コース別決まり手

コース 逃げ 捲り 差し 捲り差し 抜き 恵まれ
1 96.1 0.0 0.0 0.0 3.2 0.5
2 0.0 21.3 73.7 0.0 4.9 0.0
3 0.0 44.6 3.0 30.7 16.9 4.6
4 0.0 45.6 26.3 19.2 8.7 0.0
5 0.0 31.8 0.0 54.5 13.6 0.0
6 0.0 20.0 0.0 40.0 20.0 20.0

(集計期間:2021/2/1~2021/4/30 単位:%)

・やや捲りが多く比率を占める。
抜きの比率も高く、2マーク付近の複雑な波が影響していると思われます。

 

枠番別コース取得率

コース 1コース 2コース 3コース 4コース 5コース 6コース
1 99.2 0.5 0.1 0.0 0.0 0.0
2 0.9 92.2 5.4 0.9 0.5 0.0
3 0.0 1.9 89.8 6.5 0.7 0.9
4 0.1 1.2 1.4 81.6 9.6 5.8
5 0.0 1.4 1.0 7.2 75.8 14.3
6 0.0 2.5 2.1 3.8 13.4 78.0

(集計期間:2021/1/1~2021/3/31 単位:%)

進入隊列は乱れやすい傾向に。レース前は必ず展示やピット離れはチェック。

 

春季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 64.1 15.7 6.4 3.9 5.8 3.9
2 14.0 26.8 20.7 16.6 11.6 9.9
3 10.4 24.9 20.1 19.3 13.8 11.2
4 8.5 18.5 21.4 18.5 15.2 17.5
5 2.5 9.1 19.7 23.2 27.0 18.2
6 0.8 5.6 12.0 19.0 26.6 35.7

(集計期間:2020/03/01~2020/05/31 単位:%)

・春季が最も1コースの信頼度が高く、インコースの成績も併せて高い。

夏季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 60.0 13.5 6.6 7.6 7.0 5.0
2 13.8 26.1 20.2 14.6 13.2 11.8
3 10.1 25.1 17.4 19.2 15.5 12.5
4 10.4 15.9 22.7 19.5 17.1 14.1
5 4.4 14.7 17.7 20.3 22.7 19.9
6 2.0 5.7 16.4 19.5 23.6 32.5

(集計期間:2020/06/01~2020/08/31 単位:%)

夏季になるとアウトコースの勝率が上昇。
1コースの勝率は依然高いがどのコースにもチャンスがある結果に。

 

秋季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 61.1 15.5 8.0 7.0 5.1 3.0
2 15.7 29.4 19.0 11.9 10.8 12.9
3 10.4 24.8 21.5 15.4 15.7 11.9
4 8.1 14.0 23.5 19.8 17.7 16.6
5 4.6 11.6 15.3 23.4 24.0 20.9
6 1.1 5.7 14.0 23.6 25.8 29.4

(集計期間:2020/09/01~2020/11/30 単位:%)

・秋季になると再びインコースが優勢。

冬季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 59.0 16.6 9.1 5.7 5.5 3.9
2 13.7 26.6 18.7 17.7 13.7 9.3
3 12.5 19.7 21.6 19.1 14.6 12.3
4 9.7 18.9 19.6 18.5 17.9 15.1
5 5.4 12.6 19.3 20.5 22.7 19.3
6 0.7 6.6 13.0 19.5 25.4 34.6

(集計期間:2020/12/01~2021/02/28 単位:%)

・冬季が最も1コースの1着率は低くなるが、入着率は変わらず。

まとめ

今回は特徴やデータを基に掘り下げて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

まとめると住之江競艇場は、

・インコースが有利なコース。基本の狙いはインコース!

・特殊な淡水で乗り難い。周回展示で回り足・出足はチェックしておきたい。

・進入隊列は乱れやすい。前付けする選手の確認、スタートの起こし位置は要確認!

全国的に見てもインコースの強い競艇場で、普段から走りなれている地元選手の信頼度も高めです。
インコースに偏りすぎないように、企画レース等一日に数回、B1選手が1コースに入るレースを催していますがそれでも1コースの1着率は高く、非常にイン有利なコースとなっています。
穴党の方の狙いは追い風から向かい風に変化した直後のレースで、その際にはスタートがばらけやすく配当も見込める・・・かも?
住之江競艇場に関しては以上となりますが、他の競艇場についてもまとめているため良ければご覧になってみてください。

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競艇場名 水質 風の強さ 各競艇場の主な特徴
桐生 淡水 普通 冬~春は「赤城おろし」が吹き水面が荒れやすい
夏場は穏やかな水面でまくりが決まりやすい。
戸田 淡水 弱い 面は年中を通して穏やかだが、コース形式上3コースやカドが有利1号艇の一着率は全国でワーストの所謂「まくり水面」
江戸川 汽水 強い 強い河口付近に設営されているため全国屈指の難水面
干満差や風の影響も受けやすく玄人向け
平和島 海水 強い スタンドと1マークまでの幅が狭く1号艇の1着率は最低クラスに低い潮の満ち引きや強いビル風が吹くなど荒れ要素
多摩川 淡水 普通 「日本一の静水面」といわれており非常に穏やかな水面。
どの艇が勝ってもおかしくないデータになっており時折高配当も
浜名湖 汽水 強い 全国最大級の水面面積。季節によって風向きが激しく変化する特徴。買い方には工夫は必要で配当は全国的にみても平均辺り
蒲郡 汽水 普通 1マークのバック側が全国一番広く、豪快なターンや展開が見もの。クセは少ないため実力差は強く出る傾向で、配当は平均的
常滑 海水 強い 向かい風方向から強い風が吹くことが多く、フライング率が高い。2マークでの逆転も多々あり、中穴配当も出やすい印象
汽水 強い 水面自体は特徴がなく走りやすい形状だが、夏場は季節風、冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろしと強風時には超高配当も。
三国 淡水 強い 一年を通してスタート地点に強めの追い風が吹く。
そのため、インが主導権を握る傾向が強いが配当は平均的。
びわこ 淡水 普通 標高が高く気圧が低い影響でダッシュ勢の活躍が目立つ。春~夏は沖から強い風が吹くこともあり、荒れる要素に。住之江淡水弱い
住之江 淡水 弱い 基本はイン有利の水面だが、2マーク付近では強烈な波が発生することが有り、ここでの逆転もしばしば。
尼崎 淡水 普通 多摩川と並んで非常に穏やかな静水面。
追い風が吹きやすいこともありイン有利な傾向で堅い決着が多い
児島 海水 普通 干満差の影響を大きく受けるコースで、満潮時にはイン有利、干潮時にはまくりが決まりやすい傾向。椛島アナの実況が熱い
丸亀 海水 強い 年中風が吹きやすい競艇場、向かい風時にはセンター勢が好成績!
宮島 海水 普通 干満差が激しく、スタートの難所と言われるほど。走りなれた選手が結果を残す事が多く、当地勝率には注目。徳山海水普通
徳山 海水 普通 1号艇の一着率が非常に高く、インコース全体の入着率も高いため固い決着が多い。その分買い方の難易度は高め
下関 海水 普通 基本的にはインが有利な水面。
しかし横風が強く吹く事が多々あり、高配当が飛び出る場面も。
鳴門 海水 普通 防波堤の影響で潮の流れは穏やか。どのコースからも勝負になり、豪快なまくりが決まる場面も多々
若松 海水 強い 干満差は少ないが、多方面から強い風が吹くことが多いため2マークでの逆転がよく起こり、中穴配当がよく飛び出す印象。
芦屋 淡水 強い 風も追い風方向に吹くことが多く、水面も穏やかで全国屈指のイン勝率を誇る。インの信頼度が高い為、人気の選手が飛ぶと思わぬ高配当も。
福岡 汽水 強い 1マークに発生するうねりの影響が顕著に現れ、ダッシュの助走距離も短いコースのため捲り型の選手に厳しい水面で差しの上手な選手が狙い目。
唐津 淡水 強い 風が強く吹くことが多い競艇場で、風向きも変わりやすく午前と午後とで別物になることもしばしば。中穴配当が出やすい印象。大村海水普通
大村 海水 普通 インの勝率が全国で1番といっていいほど高く、堅い決着になりやすい。
番組の構成で荒れる要素は含むが、基本はイン信頼。