常滑競艇場(ボートレース場)を攻略!水面・水質・風向き・コース形状・ナイター・季節ごとの枠番別入着率・枠なり進入率・決まり手など各データを徹底解説!


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今回は常滑競艇場の特徴やデータ、傾向等を詳しく掘り下げてみていきます。

伊勢湾の東岸に位置する場所に建てられており、広大なコースでスピード感満点のレースが繰り広げられています。

比較的インコースが強いことで知られていますが、季節によっては強い風で水面状況が変わり2ターンマークで順位が激しく入れ替わる事もあります。

常滑競艇場の基本情報

常滑競艇場の基本情報

所在地
愛知県常滑市新開町4丁目111

公式サイト
ボートレース常滑公式ウェブサイト

me.jp/レース映像
BOAT RACE BB-常滑

開催時期
年間通して通常開催(月間約3~4開催)

モーター交換時期
12月

 

常滑競艇場の概要

公式マスコットキャラクターは「トコタン」

愛知県常滑市、伊勢湾の東岸に位置するのが常滑競艇場です。

水面次第ではありますが、穏やかなら内でも握って回れるためインが強いのが特徴。

その一方で、選手からは「スタートが届かない」という声も多く、スタート勘をいかに早く掴むかが勝負の分かれ目になっています。

1コースの1着率は年間を通しても56.2%と全国平均以上の結果。(2020/5/1~2021/4/30集計)

以下はコース順に勝率・入着率が下降していくのでインが強いというのは数字でも現れています。

公式マスコットキャラクターは「トコタン」。

常滑市の特産品の招き猫をモチーフにしたマスコットで、名前の由来は「トコ=常」と「タン=3連単・モンキーターン・ターンマーク」からつけられている。

平成26年には常滑市制60周年を記念し、ボートレースのマスコットから市のマスコットへ昇格と可愛い見た目から広い層で活躍しています。

常滑艇場の水面・特徴

コース形状

常滑艇場の水面・特徴

(引用:ボートレース公式サイト-ボートレース場-常滑ボートレース場)

コースの全体像は整った長方形になっており、競争水面は比較的広く取られています。

スタート地点のコース幅57mから1マークホーム側40mと少し絞った形状ですがその分バックストレッチ側は128mと十分な距離。

防風ネットまで85mと短く思えますが、上述の距離をしっかり取っているので高速旋回しやすくスピード戦になりそうな構造。

ピットから第2ターンマークまでも117mと十分な距離の為、2マーク逆転が可能です。

水面図ではわからないですが、常滑競艇場の本番ピットは他の競艇場のピットよりも長く艇がすっぽり収まるぐらいあります。(他の競艇場では艇の1/3程の大きさ)

その点では走りなれた地元選手が有利ではあり、本番前の展示では遅れる選手がいないか要チェックですね。

水面・風の特徴

水質

伊勢湾に隣接した場所に位置し、水門を介して海水を使用したプール型の水面

水門は前検日の満潮時に閉ざされるため、干満差での水位の上下降や波の流れが発生することはありません。

干満差もない柔らかな海水水質のため、選手にとっては乗りやすい水面となります

風の特徴

常滑競艇場では、一年を通して伊勢湾から海風が吹き込みます。

風向きは西風が多く、スタート地点へ向かう風となり冬場は季節風となって強く吹く傾向があります。

年間を通して風が入り込むため1マーク側には防風ネットが設置されていますが、バックストレッチを通って2マーク側では風の影響を大きく受けるため、ここを乗りこなせる選手の活躍が目立ちます。

以下、簡単に風の影響をまとめたものです。

・追い風1~3mまでは行き足がつきやすくスローのインコースが有利

・追い風4m↑からは1マークで流れやすくなり、コース不問で差し有利(2.4コース)

・向かい風1~3mまではダッシュ勢が有利。浜名湖では特に4コースが好調。

・向かい風4m↑からは波乱の展開。センター・ダッシュが有利だが思わぬ展開にも。

 

風が強く吹く冬季ではセンター・ダッシュ勢が展開を握りやすく、舟券に絡む確率は上昇する傾向があります。

コース別入着率(直近3ヶ月のデータ)

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 53.9 20.3 8.9 7.3 5.5 3.7
2 18.3 24.8 16.8 16.5 13.1 10.2
3 10.9 19.9 22.7 18.3 16.8 11.2
4 8.7 19.3 20.4 21.4 16.7 13.3
5 7.9 10.8 19.1 19.5 24.3 18.0
6 1.6 6.2 13.2 17.6 23.1 38.1

(集計期間:2021/2/1~2021/4/30 単位:%)

1コース1着率53.9%は全国平均並。
・2コースの成績も好調で、全体的にインコースが良績。

 

コース別決まり手

コース 逃げ 捲り 差し 捲り差し 抜き 恵まれ
1 94.2 0.0 0.0 0.0 5.4 0.3
2 0.0 28.3 63.7 0.0 4.4 3.5
3 0.0 26.8 4.4 56.7 8.9 2.9
4 0.0 57.4 9.2 27.7 1.8 3.7
5 0.0 22.4 2.0 69.3 2.0 4.0
6 0.0 50.0 10.0 10.0 10.0 20.0

(集計期間:2021/2/1~2021/4/30 単位:%)

差しの比率が低く、捲り・捲り差しが目立つ。スタート勝負で先手を取れるかが重要に見える
・恵まれが他の競艇場に比べて高く、ここでも攻めた結果が反映されている様です。

 

枠番別コース取得率

コース 1コース 2コース 3コース 4コース 5コース 6コース
1 98.7 1.1 0.1 0.0 0.0 0.0
2 0.6 94.8 3.2 0.3 0.4 0.4
3 0.1 2.0 92.9 3.3 0.8 0.6
4 0.1 0.3 2.5 83.9 6.4 6.5
5 0.3 0.4 0.4 8.3 76.5 13.8
6 0.1 1.2 0.9 4.0 16.0 77.5

(集計期間:2021/1/1~2021/3/31 単位:%)

・枠なり進入率は平均並。出にくいピットなのは周知されている様に思えます。

 

春季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 57.3 16.8 7.8 8.2 4.9 4.7
2 11.7 24.9 21.4 17.7 11.4 12.8
3 11.4 23.1 19.2 15.9 17.6 12.5
4 12.6 18.8 20.2 17.3 17.9 13.0
5 6.0 11.8 19.6 21.5 24.0 16.9
6 1.9 5.8 13.1 20.4 24.5 33.9

(集計期間:2020/03/01~2020/05/31 単位:%)

1コース1着率は春季も高く推移。
2コースの入着率も高く、インコースが数字としては強い。

 

夏季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 56.1 14.7 10.3 8.0 4.9 5.6
2 12.3 22.8 20.1 17.3 16.3 10.8
3 12.0 24.8 20.9 15.0 14.5 12.5
4 12.5 17.7 19.4 19.4 17.0 13.7
5 6.1 13.7 18.6 23.1 21.0 17.1
6 1.7 7.2 11.7 18.1 26.8 34.2

(集計期間:2020/06/01~2020/08/31 単位:%)

引き続き1コースは好調。
2.3コースも成績良く穏やかな水面な事が伺えます。

秋季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 57.9 17.8 6.5 6.6 7.0 3.9
2 12.7 26.7 19.6 15.1 13.6 11.9
3 11.7 23.0 20.0 16.7 14.5 13.8
4 9.9 15.8 19.9 20.1 19.0 15.1
5 6.8 11.8 19.5 24.4 23.2 14.0
6 1.7 6.2 15.9 18.2 22.8 34.9

(集計期間:2020/09/01~2020/11/30 単位:%)

・1コースの1着率、2コースの2着率は高い。
・3着率はまばらで舟券を買う時は流して買うくらいの気持ちで。

冬季のコース別入着率

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1 56.7 18.4 9.1 6.5 5.0 4.0
2 14.6 25.4 16.8 15.0 15.4 12.5
3 11.7 23.1 20.0 18.0 15.6 11.4
4 12.1 17.9 21.8 18.6 16.8 12.6
5 5.6 10.8 20.7 20.7 24.5 17.3
6 0.6 5.5 12.5 22.0 22.2. 37.0

(集計期間:2020/12/01~2021/02/28 単位:%)

・冬季では季節風の影響で向かい風が強くなる傾向だが、数値で見ると特徴は現れていない。
・インコースが強いのは相変わらずで、センターの3・4コースの入着率がやや上昇気味。

まとめ

今回は特徴やデータを基に掘り下げて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

まとめると常滑競艇場は、

・海水のプール型で、クセの少ない水面!

・比較的インコースが強いが、スタートを決めた選手が舟券に絡む傾向あり!

・冬季は向かい風が多く、強く吹けばセンター・ダッシュが絡む舟券も。

比較的、1コースの成績も良くインコースが優秀な成績を収めています。
その実は、コースの形状だったり乗りやすい水面が大きく関わっており、水面が荒れると舟券も荒れやすく水面コンディションは展示や公式ウェブサイトで都度確認すべきだと思います。
モーター情報だったり他にも充実した情報が掲載されているので公式サイトでは優秀な情報量になってます。
常滑競艇場に関しては以上となりますが、他の競艇場についてもまとめているため良ければご覧になってみてください。
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競艇場名 水質 風の強さ 各競艇場の主な特徴
桐生 淡水 普通 冬~春は「赤城おろし」が吹き水面が荒れやすい
夏場は穏やかな水面でまくりが決まりやすい。
戸田 淡水 弱い 面は年中を通して穏やかだが、コース形式上3コースやカドが有利1号艇の一着率は全国でワーストの所謂「まくり水面」
江戸川 汽水 強い 強い河口付近に設営されているため全国屈指の難水面
干満差や風の影響も受けやすく玄人向け
平和島 海水 強い スタンドと1マークまでの幅が狭く1号艇の1着率は最低クラスに低い潮の満ち引きや強いビル風が吹くなど荒れ要素
多摩川 淡水 普通 「日本一の静水面」といわれており非常に穏やかな水面。
どの艇が勝ってもおかしくないデータになっており時折高配当も
浜名湖 汽水 強い 全国最大級の水面面積。季節によって風向きが激しく変化する特徴。買い方には工夫は必要で配当は全国的にみても平均辺り
蒲郡 汽水 普通 1マークのバック側が全国一番広く、豪快なターンや展開が見もの。クセは少ないため実力差は強く出る傾向で、配当は平均的
常滑 海水 強い 向かい風方向から強い風が吹くことが多く、フライング率が高い。2マークでの逆転も多々あり、中穴配当も出やすい印象
汽水 強い 水面自体は特徴がなく走りやすい形状だが、夏場は季節風、冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろしと強風時には超高配当も。
三国 淡水 強い 一年を通してスタート地点に強めの追い風が吹く。
そのため、インが主導権を握る傾向が強いが配当は平均的。
びわこ 淡水 普通 標高が高く気圧が低い影響でダッシュ勢の活躍が目立つ。春~夏は沖から強い風が吹くこともあり、荒れる要素に。住之江淡水弱い
住之江 淡水 弱い 基本はイン有利の水面だが、2マーク付近では強烈な波が発生することが有り、ここでの逆転もしばしば。
尼崎 淡水 普通 多摩川と並んで非常に穏やかな静水面。
追い風が吹きやすいこともありイン有利な傾向で堅い決着が多い
児島 海水 普通 干満差の影響を大きく受けるコースで、満潮時にはイン有利、干潮時にはまくりが決まりやすい傾向。椛島アナの実況が熱い
丸亀 海水 強い 年中風が吹きやすい競艇場、向かい風時にはセンター勢が好成績!
宮島 海水 普通 干満差が激しく、スタートの難所と言われるほど。走りなれた選手が結果を残す事が多く、当地勝率には注目。徳山海水普通
徳山 海水 普通 1号艇の一着率が非常に高く、インコース全体の入着率も高いため固い決着が多い。その分買い方の難易度は高め
下関 海水 普通 基本的にはインが有利な水面。
しかし横風が強く吹く事が多々あり、高配当が飛び出る場面も。
鳴門 海水 普通 防波堤の影響で潮の流れは穏やか。どのコースからも勝負になり、豪快なまくりが決まる場面も多々
若松 海水 強い 干満差は少ないが、多方面から強い風が吹くことが多いため2マークでの逆転がよく起こり、中穴配当がよく飛び出す印象。
芦屋 淡水 強い 風も追い風方向に吹くことが多く、水面も穏やかで全国屈指のイン勝率を誇る。インの信頼度が高い為、人気の選手が飛ぶと思わぬ高配当も。
福岡 汽水 強い 1マークに発生するうねりの影響が顕著に現れ、ダッシュの助走距離も短いコースのため捲り型の選手に厳しい水面で差しの上手な選手が狙い目。
唐津 淡水 強い 風が強く吹くことが多い競艇場で、風向きも変わりやすく午前と午後とで別物になることもしばしば。中穴配当が出やすい印象。大村海水普通
大村 海水 普通 インの勝率が全国で1番といっていいほど高く、堅い決着になりやすい。
番組の構成で荒れる要素は含むが、基本はイン信頼。