チルト角度や部品交換によるレースへの影響や重要性と競艇予想の方法を解説!


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今回は、レースの出走前に得られる情報について解説をしていこうと思います。これらの情報の意味やレースに対してどのような影響があるのか?などを知っておくことで参考にできる情報が増えるので、舟券予想の精度を高めたり買い目の点数を絞る、万舟を狙う手助けになる場合もありますので、ぜひご覧になっていただければと思います。

部品交換やチルト角度などの整備状況

まずは、モーター整備(部品交換)やチルト角度の変更について解説します。それぞれの部品を整備する時に、どの足色をよくするためのものなのか、レースにどのように影響するのかを確認して予想に織り込んでいきましょう。

各部品の役割

競艇選手が整備を行う部品の種類は下記の8点になります。それぞれどのような時に整備を行なっていくのかを見ていくことで選手がどの部分が弱いと感じているか、どの部分を伸ばして勝負をしていきたいかを予想することができます。

部品名称 整備の目的
ピストン 主に出足関係を向上させたい時に整備を行う
ピストンリング 主に摩耗による出力低下が起きた時に整備を行う
ギヤケース 主に出足関係を向上させたい時に整備を行う
キャリアボデー 主に排気効率やエンジン出力を向上させたい時に整備を行う
キャブレター 主に燃焼効率を向上させる時に整備を行う。天候に合わせて調整を実施する場合もある
シリンダー 主にエンジン出力を向上させてい時に整備を行う
電気一式 主に転覆時もしくはエンジンの始動性を向上させたい時などに交換を行う
クランクシャフト 上記の整備を行なってもどうしてもモーターが良くならない場合の最終手段として交換を行う

各部品の役割や交換頻度とレースへの影響

次にそれぞれの部品の役割と交換頻度、レースへの影響と注目度についてまとめて見ます。特に、部品交換や整備を行った際にレースにどのように影響するのかを知っておくことでより精度の高い予想を行うことができるようになります。

ピストン(注目度:★★★★☆)

ピストンはそれなりに部品交換が行われることが多い部品となっています。ピストンとは1つのモーターに2つあり、この2つのピストンが運動することでエネルギーを発生させています。そのため、ピストンが滑らかに動かない場合にはモーターの出力が落ちてしまったり立ち上がりの出足が悪いといったことが起こります。

整備は交換以外にも清掃を行ったりバランス調整を行う場合もあります。また、ピストンを新品に交換しているからといって必ず良くなるわけではないので注意が必要です。

レースへの影響としては、主に出足に関係してくるのでピット離れやスタート時の起こし、減速後の加速に影響してきます。

ピストンリング(注目度:★★★★☆)

ピストンリングは最も交換されることが多い部品で、予想をする際にLIVE中継などを見ていると皆さんもよく目にすることがあると思います。この部品は1つのピストンに対して2つはめられており、ピストンの動きが円滑になるように補助したり混合気が漏れてしまうのも防ぐ役割を担っています。

そのため、使用していく中での摩耗が激しく最も交換される消耗品になっています。交換時には新品交換と中古交換があり、新品の場合は上手く馴染んでアタリが付くまでに時間がかかる場合があり、中古で自身のモーターに合ったものを探すことの方が多いようです。

レースへの影響としては、ピストン運動がスムーズになることと混合気の漏れを防ぐことによるモーターパワーの底上げになるので、出足・行き足・伸び足・周り足全てに影響が出てきます。


ギヤケース(注目度:★★★☆☆)

ギヤケースは、先に紹介した2つに比べると交換頻度は少ない部品となります。この部品はプロペラを取り付ける部分になっており、モーターから伝わってくる力をプロペラに伝える役割を担っています。

ギヤケースの整備としてはギヤの噛み合わせの調整と交換となっており、調整を行う場合はギヤケースの歯車部分の噛み合わせを調整します。この噛み合わせを深くすることで出足を向上させるための整備となり、逆に噛み合わせを浅くすることで伸び足を向上させる整備となります。

レース前の情報でギヤケース交換と記載されている場合には、モーターの性格が出足型・伸び足型どちらに寄せているかを確認して見てレースの展開予想に役立てましょう。

キャリアボデー(注目度:★☆☆☆☆)

キャリアボデーはギヤケースと同じくプロペラとモーターの間にある部品で基本的にこの2つはセットで交換を行います。そのため交換頻度はキャリアボデーと同じくそこまで多くはありません。

この部品を積極的に整備することはあまりなく、うまく排気ができていないと感じたり何かの衝撃で歪みが発生してしまった際に交換を行うことがあります。

総じて動力を効率よく伝えるための部品になるので、足回りに関してはどこかに注目するのではなく全体的に確認しておけば大丈夫です。

キャブレター(注目度:★★☆☆☆)

キャブレターはピストンリングほどではありませんがそれなりに交換頻度が高い部品です。役割としては、ガソリンと空気を混ぜた混合気を噴射するための部品で選手によって交換や調整の基準が異なってきます。

基本的には燃焼効率に関係してくる部品で、キャリアボデーと同じように全体的な足のできを確認しておけば大丈夫ですが、燃焼がうまく行かないことが原因でまれにスタート時の起こしがうまくいかずスタートの遅れにつながることもあるので軽視はできない部品です。

とはいえ調整のみであれば選手のコメントを聞かない限りは調整の有無はわからないので、もし交換していた場合には慎重に舟券を組み立てることをおすすめします。

シリンダー(注目度:★★★☆)

シリンダーはあまり交換されることはない部品です。この部品は基本的に整備というものはなく交換を行います。シリンダーとはピストンが通る筒状の部品になっていて、このシリンダーの中で混合気を爆発させてピストンが運動を行います。

そのため、ピストンとの噛み合わせが重要でシリンダーが摩耗してると爆発させた混合気のエネルギーをうまくピストンに伝えることができなくなるのでロスが発生してしまいます。

レースへの影響としては主にモーターの出力に関わってくる部品で、引き波を超えたり競り合いになった時などパワーが必要な場面で真価を発揮します。非常に高価な部品で交換されることが少ないですが、もし交換しているのを発見した時は要注目です。

電気一式(注目度:★☆☆☆☆)

電気一式は点火プラグに電気を送りこむ部品となっており、転覆時に必ず交換を行う部品です。この部品自体がモーターパワーに影響することはなく、交換していても特に気にする必要はない部品です。何かしらの原因で引火がうまくいかない場合は転覆の有無に関係なく交換することもあるようです。

クランクシャフト(注目度:★★☆☆☆)

クランクシャフトはモーターの回転軸となる部品で最も重要な部品となります。非常に高価な部品で転覆や衝突などがあり変形してしまった場合や、上記の整備を行なってもどうにもモーターが良くならない場合に交換されることがあります。

この部品の場合は、状態が悪いと回転軸としてうまく働かないのでボートがちゃんと走ってくれません。なので、もし交換している選手がいた場合には少なくとも足落ちをしている懸念はないものと判断しても大丈夫です。

クランクシャフトの交換は機力上位勢の選手が行う整備ではなく、クランクシャフト交換の情報を確認して予想へ反映させることは少ないと考えていますので重要度は控えめにしています。

チルト角度

次にチルト角度について解説をしていきます。そもそもチルト角度というのは何かというと「ボートにモーターを取り付ける角度」のことをいい、このチルト角度は選手が自由に調整することができます。厳密にいうと競艇場によって角度の下限・上限が決まっており、「-0.5度」から「3.0度」まで0.5度刻みで調整することが可能です。ここではチルト角度の調整を行なった際にレースにどのような影響があるのかを説明していきます。

角度の特性

まずチルト角度を調整することを、チルトを上げる(跳ねる)・下げるといいます。上げるとは数字が大きくなる方向(3.0度によっていく)で下げるとは数字が小さくなる方向(-0.5度によっていく)を示しています。

それぞれの調整によってどのような変化が起こるのかというと、チルトを上げた場合には直線の伸びが良くなりスピードが出やすくなりますが、出足が悪くなったり操船が難しくなりターンが回りづらくなる傾向になります。逆に、チルトを下げた場合には出足が良くなりターン時も安定しやすく回りやすくなる代わりに直線での伸びは劣ってしまいます。

これは、チルト角度を変更することによってボートに取り付けられたプロペラの角度が変わり、ボートが水に接水する面積が変わることで起こる変化です。

レースへの影響

以上のことから実際のレースにどのような影響があるのか?ということですが、一般的にはチルト角度は-0.5度で出走する選手がほとんどです。なので今回はチルト角度を上げている場合にどのような点に気をつけて予想を行う必要があるのかを解説してみます。

ピット離れ

まず1つ目はピット離れです。先ほど接水面積が変わると説明しましたが、それはあくまでも「スピードに乗った場合」の話でピット内でボートが水に浮かんでいる状態の接水面積はどのようなチルト角度でも変わりません。しかし、チルト角度を上げている場合にはプロペラの角度が急になっていて斜めに力が伝わるので、ボートがしっかり接水している状態では前に進む力が生まれにくくなります。

その関係でレバーを握ってすぐの出足が弱くなりピット離れで遅れやすくなってしまいます。そういった理由から、チルトを上げる場合はインコースを狙えない外枠の場合が多く、特にチルト3.0度というのはコースを取られることのない6号艇で一発のまくりにかけて調整する場合がほとんどです。

万が一、スロースタートの艇がチルトを上げていた場合には、ピット離れで遅れてコースが変わってしまうことがないかを確認しておきましょう。

スタート時の起こし位置

次にスタート時の起こし位置についてです。こちらも確認しておく点はピット離れと同じで出足を見て行くことになります。基本的には加速までの時間が必要にあるため、加速時間を確保できるダッシュの艇がチルトを上げますのでチルトを上げたことが原因でスタートが遅れてしまうということはあまりありません。

しかし、もし「チルトを上げた艇の外の艇が前付けを行なってその動きに抵抗した場合」には話が変わってきます。チルトを上げた艇がコースを取られないように抵抗したことで進入位置が深くなってしまった場合には、チルトを上げて出足が悪い艇はスリットを抜けるまでに十分に加速することができず外の艇にまくられてしまう可能性が高くなってしまいます。

なので、後に説明する作戦待機行動を確認した際に、もしチルトを上げている艇の外の艇が前付けを行いそれに対応する動きを見せていた場合には、十分な加速距離を確保した上でスタートができるかどうかを確認しておきましょう。

ターン時の艇のばたつき

次に、チルトを上げた状態での操船についてです。ターン時に艇がバタついていないかを展示航送時に確認しておきましょう。チルト角度を上げたことで接水面積が減って最高速が伸びるといいましたが、接水面積が減るということはターン時の掛かりが甘くなったりボートが不安定になってしまうので、艇が跳ねたりばたつくことなくスムーズに旋回が行えているかをよく見ておきましょう。

内側の艇のスタート

最後に、チルトを上げている艇の内側の艇のスタート力にも注目しておきましょう。チルトを上げているということは狙っている攻め手はほぼ間違いなくまくりです。スリットを抜けてから1Mでのまくり勝負となるので、内側にいる艇のスタート力を確認してチルトを上げた艇がまくり切れるのかどうかを予想していき展開予想・舟券の組み立てにつなげていきます。

作戦待機行動

次に作戦待機行動について解説していきます。作戦待機行動とは、本番のレースの前に行われるものでどのコースからスタートしようとしているのか?スロースタートなのかダッシュスタートなのか?起こし位置はどのあたりになるのか?などを事前に確認することができます。

これは選手の決意表明のようなもので、かならず本番も同じ形になるとは限らないのですが、どの選手がどのような動きをしようとしているのかを確認することができるので、舟券を予想する上で非常に重要な部分になってきます。

ピット離れ

まずはピット離れからです。遅れることなくピットから出ることができているかを確認します。もしここで出遅れるようなことがある場合、本番でも遅れてしまう可能性があるので注意が必要です。また、出遅れてしまった場合にコースを取り戻しに行こうとするかも重要です。

仮に1号艇がピット離れで遅れてしまい外の艇にインコースを取られてしまった場合、1号艇はインコースを取り戻すためにはいつもより早いタイミングでボートをスタート方向に向ける必要があります。そのため、スタート時の起こし位置が深くなり十分な加速距離を確保できない可能性が出てきてしまいます。

そういった面でピット離れの良し悪しも重要な参考情報になりますので注意して確認して見ましょう。

走行コース、進入

次に走行コースについてです。こちらは特に解説しなくても大丈夫だと思いますが、どの艇がどのコースから走るのかを確認しておきます。競艇は先ほども書いたような前付けがあったり、一部のアウトコース専門の選手がいたりと1号艇=1コースというように艇番と走行コースが同じになるわけではありませんので、走行コースは作戦待機行動時や過去の出走レース情報をもとに予想を行なっておきましょう。

起こし位置・スタートタイミング

次に起こし位置とスタートタイミングについてです。ピット離れのところでも触れたように起こし位置は加速に十分な距離が確保できているかどうかを考える上でとても重要になります。極端に深い進入にならない限りは、それぞれのセッティングや気候条件なども考慮した上で選手の得意な位置で起こすのでそこまで気にする必要はありませんが、コース取りに動きがあった場合などは注意して確認してみましょう。

また、基本的な進入体形のスロー3艇ダッシュ3艇ではなく3コースの選手がダッシュに引く「3カド」や、全員がスローになる「オールスロー」、6コースのみがダッシュに引く「単騎がまし」などの変則的な進入体形になることもしばしばありますので、できるだけ作戦待機行動を確認して起こし位置までを見ておくことをおすすめします。

スタート展示、展示航走

次にスタート展示と展示航走について解説します。展示航走は周回展示ともいい、これから出走する選手のスタートタイミングを確認することができます。スタート展示の後に1号艇から6号艇まで順番に2周走るところを見ることができます。ここでは、展示航送時にどのような点を見ていけば良いのかを解説していきます。

スリットまで(スタート展示)

まずは、スリットを通過するまでのポイントについてです。進入コースや起こし位置については先ほどまでに解説した通りです。ここで確認しておきたいのはスリット到達時の速度感についてです。加速距離の不足がないかやスタートが見えているかどうかは、結果としてスリット到達時の速度感で確認することができます。下に参考画像を貼っておきますのでご確認ください。

スリットまで(スタート展示)

スリット到達時に「速度が出ているほうがボートが細く」写り、「速度が出ていないほうがボートが太く」写ります。仮に同じスタートタイミングでスリットに到達した場合、その時点で速度が出ている方が有利になることはいうまでもありません。なので、スタートタイミングもとても重要ですがどれだけ速度が乗った状態でスリットに到達しているかも合わせて確認していきましょう。

スリットから(スタート展示)

次にスリットを抜けた後に見るべきポイントです。ここでは行き足(中間速)〜伸び足(最高速)を見ていきましょう。先ほどスリット到達時の速度の重要性について説明しましたが、実際にスリットを抜けた後にどの艇が前に出ていくのかを確認していく必要があります。

足の出来の差が激しい場合だと、他の艇より前に出ていく艇がいたり下がっていってしまう艇がはっきりわかる場合もあります。また、スタートで少し凹み気味でも行き足が良くスリットを抜けた後に伸び返す場合もありますので、スタートタイミングやスリット到達時の速度感と合わせてスリットを抜けた後にどのような並びになりそうなのかを予想してみることも重要です。

1つ注意点として、展示航走時はスリットを抜けた後にアクセルを握り続けず、少ししたら減速をして1号艇から順番に展示航走へと移ります。そのため、下がっていったように見えてもアクセルを離して減速しているだけの場合がありますのでご注意ください。判断のしかたとしては、選手の姿勢か音を聞いての判断となります。映像で見ている場合には音で判断することが難しいので、選手が上体を起こしているかどうかで判断をしてください。

もし競艇場で観戦している場合には、音がボボボという音に変わったタイミングがレバーを放したタイミングなので、耳のいい方ならこちらでも判別ができる場合もあります。(スタート展示の場合、6艇が一斉にスリットを抜けていくので、選手の姿勢を見て判断するのが現実的でわかりやすいです。)

艇のかかり・浮き・ばたつき(展示航走)

次に展示航走の見方についてです。展示航走では直線・ターンの2点を見ていくことになります。特にターン周りは差が見えやすく、ターン時に艇がばたついていないか?流されずにスムーズにターンができているか?を確認していく必要があります。

最初の頃はパッと見てもよくわからない場合も多いと思いますが、その場合は展示タイムを参考にしましょう。2周の展示航走終了後に直線・ターンそれぞれのタイムと1周のタイムを確認することができ、足の出来具合を簡単に確認することができます。

艇のかかり・浮き・ばたつき(展示航走)

基本的には上記のタイムがいいほど足の出来がいいと判断しても構いません。まれに展示タイムだけ毎回良い、逆に展示航走の時には本気で走らないといった選手もいますので、レースを見続けていく中で覚えていければベストです。

ターンマークとボートの先端の差(展示航走)

次にターンをする時に、ターンマークとボートの差がどれくらいあるかを見ていきます。ターンマークに近い位置でターンができているということは、距離感やハンドルを入れるタイミングなどがしっかり掴めているということになります。逆に、ターン時にターンマークを大きく外してしまったりハンドルを何度も入れ直してギクシャクしたターンになっている場合は感覚が掴めていない場合が多いです。

特に雨の日や風が強い日、ナイターなどでは視力や環境に合わせた操船技術の差が出やすいので展示航走でも比較的わかりやすい場合が多いです。

立ち上がりの出足(展示航走)

最後に立ち上がりの出足についてです。ここで知っておいてもらいたいのが、展示航走時は前のレースや自分の前の艇が走ったことで起こす波の上を走ることになります。その際、できればその波を越えていくときの加速感を確認しておきましょう。

モーターパワーが弱い場合、波を越える時になかなか前に進まず目に見えてもたついてしまうことがあります。その場合、本番のレースで1Mの攻め手が差しの場合に内側の艇が起こした波を越えて差していくことができません。まくりにいく場合はまだいいですが、差しにいく場合には2本以上の引き波を越えて差し抜けるか?差し抜けるまではなくても沈まないレベルで3着には残れそうか?という展開予想が必要になる場合に、展示航走でターン後に前の艇の起こした波をどのくらいのスピードで越えていけるかを見ておくことで非常に参考にあります。

【競艇予想攻略】スタート展示・展示航走の見方のコツやポイントを解説!

ボーダー情報

次はボーダー情報についてです。ボーダーとはボーダーラインの略でいくつかの種類があります。A1〜B2に振り分けられるボーダーや節間の成績、事故点や選手生命に関わるものまで様々です。ここではそれぞれのボーダー情報がどういったもので舟券予想をする上でどのように参考にしていくのかを解説して見たいと思います。

級別審査

まずは知っている方も多いと思いますが、級別審査のボーダー情報についてです。級別(階級)とは選手の強さを示したランクのようなもので、A1・A2・B1・B2の4段階に振り分けられます。ボートレースにおいてどの階級に振り分けられるかはとても重要なことで、大きなレースになればなるほど階級の制限があったり、階級が上の選手になるほどレースの斡旋数が増えてきたりするので獲得賞金にも直結してきます。

この級別審査で見られる数字は、「勝率・2連対率・3連対率・事故率・出走回数」となります。これらの成績を元に階級の振り分けが行われる仕組みになっています。級別審査が行われる時期は、前期・後期の1年に2回に分かれており前期は5月1日〜10月31日となり後期が11月1日〜4月30日となっています。各期末にはボーダー上の選手からしたら勝負駆けといわれる状態となり、事故を起こさずに1つでも上の着順を取って勝率を上げて上の階級に上がれるようにレースに臨むということになります。

また、先ほど級別審査で見られる数字に出走回数や事故率というものがありましたが、単純に勝率や連対率が高い順に相対評価をしていくわけではなく、最低限クリアしておかなければならない数字をクリアしている選手の中から勝率が高い順に階級が振り分けられます。さらに、各階級ごとに定率という定員人数のようなものが設定されており、○○以上の選手は全員A1級!という風にはならないという厳しい決まりがあります。参考までに条件の一覧をまとめて見ます。

定率 2連対率 3連対率 事故率 出走回数 勝率
A1 20% 30%以上 40%以上 0.70以下 90回以上
A2 20% 30%以上 40%以上 0.70以下 70回以上
B1 50% 0.70以下 50回以上 2.00以上
B2 10% A1・A2・B1以外の選手

これらの条件を達成した上で、勝率の高い順に定率内で振り分けが行われます。ちなみに事故率というのは、選手が犯した反則行為のことでフライングや転覆、反則失格などで設定された事故点が加算されます。

これらの情報を予想に活かすために注目すべきポイントとしては、わかりやすいのは勝率ボーダー上の選手(勝負駆けの選手)と事故率の高い選手の2点がわかりやすいです。特に期末の4月と10月では勝負駆けの選手が普段よりも力の入ったレースをしてくれるため、意識して舟券に組み込んでみることをおすすめします。

逆に、事故点の条件がボーダー上にいる選手はフライングができない、転覆失格を避けたいという理由から消極的なレースをする場面が見られます。その中でも事故率が0.70を超える可能性がある選手は思い切って舟券から外してみてもいいと考えています。

勝率ボーダー上の選手を買って高配当が取れそうな時に狙ってみる、事故率が高い選手を舟券から外して買い目を絞って勝負するなど、自身の舟券の組み方にあった活用方法を見つけてみてください。

得点率

次に得点率についてです。得点率とは開催されているレース(節間の予選レース)で獲得した平均得点のことをいい、この節間の予選得点率の上位の選手が準優勝戦に出走することができます。そのため、仮に4日目が予選の最終日の場合は4日目のレースの得点次第で準優勝戦に出走できるかどうかの選手が複数名出てきます。

この情報をどのように予想に組み込むのかというと、勝負駆けの選手の条件を確認していきます。例えば4日目時点でボーダー上にいて勝負駆けの選手の中にも1着を取ることができれば準優勝戦に出走できる選手もいれば、3着までに入ることができれば準優勝戦に出走できる選手もいます。その条件を事前に確認しておくことで、無理をしても攻めていく必要がある選手がいるのかどうか、また無理をせず3着までに入ることを狙ってくる選手がいるのかどうかを加味した展開予想を行うことができるようになります。

さらに、得点率上位の選手から順番に準優勝戦に出走できると書きましたが、例外として「フライングや反則などを起こしてしまった選手は賞典除外」という扱いとなりどれだけ成績が良く得点率が高くても準優勝戦に出走することができなくなってしまいます。こういった選手は極端にいえば消化試合ということになり、競艇選手といえど人間ですからどれだけいい成績を取っても準優勝戦に出走できないレースで無理に攻めてくリスクを犯さない場合もあるのです。

特にこれがGⅠやSGのように大きなレースになってくると、もしまたフライングを切ってしまったりした場合のペナルティがあまりにも大きいため、安全にレースを運ぶ可能性も含めて舟券の予想を組み立てていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?各選手の勝率だけではなく、レースまでに事前に入手できる情報を集めて展開予想の精度を高めたり、買い目を絞ったり収支をプラスにするためにできることはたくさんあります。少しでも予想の参考にできる情報を駆使して楽しい競艇ライフを満喫していきましょう。

今回の記事が皆様の舟券予想の参考になればと思いますが、

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競艇場名 水質 風の強さ 各競艇場の主な特徴
桐生 淡水 普通 冬~春は「赤城おろし」が吹き水面が荒れやすい
夏場は穏やかな水面でまくりが決まりやすい。
戸田 淡水 弱い 面は年中を通して穏やかだが、コース形式上3コースやカドが有利1号艇の一着率は全国でワーストの所謂「まくり水面」
江戸川 汽水 強い 強い河口付近に設営されているため全国屈指の難水面
干満差や風の影響も受けやすく玄人向け
平和島 海水 強い スタンドと1マークまでの幅が狭く1号艇の1着率は最低クラスに低い潮の満ち引きや強いビル風が吹くなど荒れ要素
多摩川 淡水 普通 「日本一の静水面」といわれており非常に穏やかな水面。
どの艇が勝ってもおかしくないデータになっており時折高配当も
浜名湖 汽水 強い 全国最大級の水面面積。季節によって風向きが激しく変化する特徴。買い方には工夫は必要で配当は全国的にみても平均辺り
蒲郡 汽水 普通 1マークのバック側が全国一番広く、豪快なターンや展開が見もの。クセは少ないため実力差は強く出る傾向で、配当は平均的
常滑 海水 強い 向かい風方向から強い風が吹くことが多く、フライング率が高い。2マークでの逆転も多々あり、中穴配当も出やすい印象
汽水 強い 水面自体は特徴がなく走りやすい形状だが、夏場は季節風、冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろしと強風時には超高配当も。
三国 淡水 強い 一年を通してスタート地点に強めの追い風が吹く。
そのため、インが主導権を握る傾向が強いが配当は平均的。
びわこ 淡水 普通 標高が高く気圧が低い影響でダッシュ勢の活躍が目立つ。春~夏は沖から強い風が吹くこともあり、荒れる要素に。住之江淡水弱い
住之江 淡水 弱い 基本はイン有利の水面だが、2マーク付近では強烈な波が発生することが有り、ここでの逆転もしばしば。
尼崎 淡水 普通 多摩川と並んで非常に穏やかな静水面。
追い風が吹きやすいこともありイン有利な傾向で堅い決着が多い
児島 海水 普通 干満差の影響を大きく受けるコースで、満潮時にはイン有利、干潮時にはまくりが決まりやすい傾向。椛島アナの実況が熱い
丸亀 海水 強い 年中風が吹きやすい競艇場、向かい風時にはセンター勢が好成績!
宮島 海水 普通 干満差が激しく、スタートの難所と言われるほど。走りなれた選手が結果を残す事が多く、当地勝率には注目。徳山海水普通
徳山 海水 普通 1号艇の一着率が非常に高く、インコース全体の入着率も高いため固い決着が多い。その分買い方の難易度は高め
下関 海水 普通 基本的にはインが有利な水面。
しかし横風が強く吹く事が多々あり、高配当が飛び出る場面も。
鳴門 海水 普通 防波堤の影響で潮の流れは穏やか。どのコースからも勝負になり、豪快なまくりが決まる場面も多々
若松 海水 強い 干満差は少ないが、多方面から強い風が吹くことが多いため2マークでの逆転がよく起こり、中穴配当がよく飛び出す印象。
芦屋 淡水 強い 風も追い風方向に吹くことが多く、水面も穏やかで全国屈指のイン勝率を誇る。インの信頼度が高い為、人気の選手が飛ぶと思わぬ高配当も。
福岡 汽水 強い 1マークに発生するうねりの影響が顕著に現れ、ダッシュの助走距離も短いコースのため捲り型の選手に厳しい水面で差しの上手な選手が狙い目。
唐津 淡水 強い 風が強く吹くことが多い競艇場で、風向きも変わりやすく午前と午後とで別物になることもしばしば。中穴配当が出やすい印象。大村海水普通
大村 海水 普通 インの勝率が全国で1番といっていいほど高く、堅い決着になりやすい。
番組の構成で荒れる要素は含むが、基本はイン信頼。